【多湿雪・温暖地域用】雪かき用のスコップはアルミではなく鉄(スチール)がおすすめな理由と雪かき豆知識

鉄製スコップ

 

京都府北部の今朝は近年まれに見る大雪でした。

『カメムシが多い年は大雪』っていういわれがあるんですが、今年については確かに薪棚がカメムシだらけでしたしまあその通りになった、っていうところでしょうか。

 

で、今日の午前中は3時間も雪かきをしていました。アルミスコップと鉄スコップを使っていて最近気づいたことがあったのでお知らせいたします。

 

 

アルミスコップには雪がつきやすく手首に負担がかかる

アルミスコップ

 

強度もあって軽いのが特徴のアルミスコップ。

 

実は今シーズンの雪かきではコイツに大変悩まされました。といいますのも、雪がつくから素のときと雪がついたときの重量差が大きいため私にとってはけっこうなストレスでした。

 

それに加えて、京都府北部に降るような雪は多湿雪ですので道路に近い部分はベチャベチャになって、それが圧雪されると凍ります。

 

ええ、アルミスコップではまったく歯が立たないんですよね。フワッフワの上っ面の雪をかくのはまだしも、圧雪だとホントにまったく歯が立たないんですよ。

 

あ、フワッフワの上っ面だとさらに雪がつきやすいんですよ。

 

 

鉄スコップには雪がつきにくく手首の負担が比較的軽い

鉄製スコップ

 

冒頭の写真と同じものです。古くからある鉄製スコップですね。

 

アルミスコップと同じ作業をしてもこのように雪がつきにくいんです。なんでだろ?ってことは次の項で考えますが、とにかく雪がつきにくいってことはそれだけで雪かきのストレスがだいぶ違ってくるんですよね。素晴らしい。

 

で、その鉄スコップ。アルミスコップと違って重いのがデメリットと捉えがちですが、ここ京都府北部のベチャ雪(多湿雪)には強力な力を発揮します。

 

多湿圧雪に強いんですよ!

 

歯が立たない多湿圧雪

 

私の家の前にはせまい町道があり、坂道なんですが、雪の日は朝早くブルドーザーで雪かきしてくれるんですよ。大変ありがたいです。

 

が、圧雪を押しのけていかれるために写真のような硬くて重い雪の塊がたくさんならんでしまいます。それでもブルドーザーはありがたいんですけどね。

 

で、アルミスコップではやっぱり歯が立たない。何度も突き刺してるつもりなんですが、アルミスコップ自体の質量が軽いためかまったく突き刺さってくれません。

 

歯の立つ鉄スコップ

 

それが鉄製ならドーン!

 

ですよ。

 

アルミスコップなら力を思いっきり入れると手首にビンビン反動が伝わってくるんですが、鉄スコップなら同じだけの仕事をさせるにも反動が伝わらないように突き刺すことができるんですね。

 

つまり、鉄に質量があるぶん槍を投げるような感じで雪に突き刺せるんです。

 

アルミと鉄スコップでその反動が大はばに違うかといえば、実はそうでもありません。

しかし、そのちょっとした違いが長時間の作業で大きな差になってくるんですよ。

 

1月に雪が降ったときは全てアルミスコップで作業したので右手首がいたくてたまりませんでした。

今回の方が雪の多さとしては上でしたが、手首の負担は比較的軽いものでしたよ。

 

 

なぜアルミスコップに雪がつく?

まずはアルミと鉄の比熱を見てみましょう。

*アルミも鉄も色んな種類がありますが、スコップが純粋なアルミと鉄だとして考えることとします。

 

アルミ=0.880

鉄=0.435

*ともに0℃の場合

*『比熱』大阪教育大学種村研究室HPより

 

比熱っていうのはですね、物質1gを1℃あげるのに必要な熱量のことです。

 

これはつまり、アルミより鉄の方が少ない熱量で温度を上げることができるってコトですよね。

 

 

ここからは私の考えです。

 

一度雪の温度まで下がったら(気温まで)あたたまりにくいのがアルミスコップ(気温まで)暖まりやすいのが鉄スコップってことになります。

 

その逆に、雪かき作業を始めたら鉄の方が早く雪の温度に近づけられるってコトですよね。逆にアルミは鉄と比較して雪の温度に近づきにくい

 

つまりですよ、熱しやすく冷めやすいのがアルミスコップというわけなんです。

 

私の住む地域のように、雪が降っても気温が-1〜-3℃くらいの地域ではアルミスコップにとって非常に不利になります。その性質のためにスコップと雪との間に氷ができやすいんです。

 

濡れた手でドライアイスを触るとくっついて危ないですよね?あの現象がアルミスコップではおこるから雪がくっつきやすいんじゃないかと考えますよ。

 

 

スコップに雪がつくときの豆知識

私の住むところ以上に寒い地域ではもしかして鉄スコップでも雪がくっつきやすいんじゃないかって思います。

 

ただでさえ重い鉄スコップに雪がついてしまえばそりゃあもう大変でしょうね。

 

で、そんな地域の方ってやっぱり知恵があるんですよ。スコップに雪がつく対処法をあみだしておられるんですね。その対処法がコチラ↓

 

  • スコップにロウを塗る!
  • スコップにシリコンスプレーを塗る!

 

などされているんです。

 

市販品ではこんなものも販売されていますね。

 

 

ロウを塗ったりシリコンスプレーを塗ることって効能としては一緒でして、水分の層を雪とスコップの間につくらないようにすることなんです。

 

  • 濡れていない手袋で冷蔵庫の氷やドライアイスを掴んでもくっつきませんよね?
  • スキーやスノーボードにも雪がつかないようにワックスを塗りますよね?

 

一緒なんですね。スコップも。

 

 

今回の雪かき結果

雪かき前

 

雪かき前の自宅前写真です。

 

ブルドーザーでかいてくれたとはいえ、10センチほどの多湿圧雪が道路にみっちり残っています。

 

いくら四駆の車でも軽自動車など軽い車種でしたら登坂不可能です。実際私のハイゼットジャンボも昨日スタックしました。で、近所のお兄さんの日産エクストレイルディーゼル四駆に引っ張ってもらって脱出しました。ありがとう近所のお兄さん。

 

で、こんな圧雪にはやっぱりアルミスコップでは歯が立ちませんでしたので鉄スコップをもつ近所の方10人で坂道を除雪しまくりました。3時間かかった結果がコチラ↓

 

雪かき後

 

めっちゃスッキリしましたでしょう!

 

 

今回の雪かき体験を受けて、私たちの住む京都府北部のように温暖地域で多湿圧雪に悩む方はアルミスコップではなく鉄スコップをオススメしますよ!って思いました。

 

また、アルミスコップを使われる方でもロウを塗ったりシリコンスプレーを塗ったりすることで雪かきのストレスを軽減することができますね。

 

大変重労働な雪かきですが、自分たちの住む地域と上手に付き合う方法ってたくさんあることでしょう。あ、インターネットの発達した今だからこそ、北陸や東北、ひいては北海道の雪かき情報も手に入ることでしょうし、私にとっても便利な知恵がころがっているはずですね。

 

さあさあ午後からも雪かきしますよ!

 

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