ハウス屋根用のビニールにハトメをつけて薪屋根にしてみた!

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セカンド薪ストーブシーズンを控えてソワソワしている管理人です。今回は薪の屋根にビニールハウス用の屋根をかけてみましたよという記事です。ただかけるだけでなく、ハトメを取りつけたのでヒモとの取り合い強度がアップしていますよ。

ハトメ取りつけとシート固定

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これが「ハトメ」という金物です。

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今回はこういう器具を使ってハトメをかしめました。

ハトメを利用することでビニールシートなどシート製品にヒモを通すときなどにシートの伸びを防止したり摩擦を減らすことができます。というかハトメ加工をしていないとビニールシートなどすぐに切れてしまうことでしょう。

 

具体的なハトメのかしめ方を紹介します。

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四隅はこのように折り返して、

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ハトメかしめ器に付属の「ポンチ」と木づちを利用して下穴をあけます。

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キレイにした穴があきました。今度はハトメのオスを差し込み、メスをかぶせた上でかしめ器で両側をはさみこみつつ木づちで叩きます。

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トントントンと5回くらい叩けばかしめてくれましたね。

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上出来だとおもいますよ!

 

これを繰り返してシート全周にハトメを取りつけていきます。

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こんな感じですね。既製品のブルーシートなどは折り返しが袋状になっている上、縫製されています。個人使用なので今回はこんな簡易仕様で問題ないとはいえ、既製品の凄さに感心しましたよ。個人で縫ってられないって!

 

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そんな作業を2時間!!ばかり繰り返してできたのが上記の写真。

この状態ではビニールシートが風に吹かれてめくりあがります。いくらビニールハウス用の屋根材とはいえ分厚いポリシートのような重量はありませんのでヒモで固定する必要があります。

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管理人はパラシュートコードをテント用の自在結びにて固定しました。これの向こう側は丸結びで固定してあります。

自在結びの方法は以下を参照してくださいね。

強度はいかに?と、以前の薪屋根

今回使用した農業用塩ビシートの耐用年数はおよそ5年とされています。

農業用ハウスとして利用した場合の耐用年数ですので、薪に触れるような今回の使い方ですともう少し短く(張ってない分長くもって欲しいけども!)なるようにおもいます。薪のとがった部分に触れる部分はピンと張らなくても白く変色しました。つまり、伸びてるんですね。

 

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去年の薪ストーブ初シーズンではこのように建築用の透湿防水シートを薪屋根がわりに使用しました。が、半年ももたずにボロボロになり周囲に剥がれた白いゴミクズをまき散らすという結果に。とは言うものの、大雪に耐えて薪を守ってくれたりと1メートルあたり30円程度の仕事は十分にしてくれたとおもいます。

今回の農業用塩ビシートには3年はもってもらいたいところです。大事にしたいからハトメを取りつけたって具合です。

今回購入したモノ

・まずは農業用塩ビシート。

宮田物産という会社の直販サイトから購入しました。農業用塩ビシートでは厚みのある0.15ミリの製品を15メートル分購入しました。1メートルあたり261円(税込み)です。

・お次はハトメかしめ器。

・両面ハトメ100組セット

・最後にパラシュートコード

みなさんもぜひ試してみてください!

それでは以上です!