薪ストーブをはじめると必ず議論?にのぼってくるのが”雨ざらし薪”。
今回はそんな雨ざらし薪についてデメリットをお伝えしようと思います。
外観の問題
黒く濡れています。
白い斑点のようなものは菌類が繁殖しているのです。
濡れて菌類がはびこると、ヌメヌメになってしまいます。
一年を通して雨ざらしのままですとここまで汚れてしまうものなのですね。
中身の問題
薪棚に移した雨ざらしの薪です。
どこからどこまでが雨ざらし薪なのか。
一目瞭然ですね。
小口にはキノコが生えてるものもあり、他の薪と比べて見るからに腐朽がすすみ、性能が低下している様子がわかっていただけると思います。
- キノコが薪の栄養を吸う→薪の密度が下がる
- カミキリムシが入り込む→薪の密度が下がる
このままではせっかく用意した薪も本来の性能を発揮できないことになります。
また、その見た目と触り心地によって私以外の家族はさわりたがらない。
大問題です。
最大のデメリットとは?
ズバリ、
燃えにくい!
中心部分の含水率は生木の頃から比べるとずいぶん下がっていることでしょう。
だが、燃えにくい。
そりゃそうですよね。
表面が菌類の繁殖によってヌメヌメしているわけですから、水分を保持してくれちゃってるわけです。せっかくの薪ストーブシーズンに入っても薪の表面がこんなんじゃあまったくもって燃えてくれない。
”土用まで雨ざらし”
という言葉がありますが、まさにその通りです。
ずーっと雨ざらしにしておいて良いわけがない。
そんなことは私もわかっている。ただ、薪棚がいっぱいなことを理由にして薪に屋根をかけてあげなかった。管理者責任ですね。
来年は薪棚を倍にしよう、と決意した2019年正月休みの最終日でした。
それでは以上です!