愛用する薪ストーブ、ネスターマーティンS43を紹介します。

f:id:firewoodyamazaki:20160813165626j:image

ネスターマーティンS43の写真です。

自宅ではなく、2016年2月にネスターマーティンの総代理店である京阪エンジニアリングさんに訪問して撮らせていただいた写真ですよ。

というわけで、薪山崎の愛用するネスターマーティンS43を紹介していきたいと思います。 

 

 

ネスターマーティンS43の構造

ネスターマーティンS43は見た目鋳物の薪ストーブなんです。

ただ他の薪ストーブとはチョット違っているんですよね。

 

何が違うか?

 

答えはその構造にあるんですよね。

 

鋳物の薪ストーブっていうものは、当たり前ですが鋳物で出来ています。つまり、鋳物のみで出来ているってコトですよね。炉内がバーミキュライトで三方を囲われていたりします。

バーミキュライトのおかげで炉内の熱を高温に溜めておく効果があったり、素早く炉内の温度を上げてくれる効果があるんです。また、バーミキュライトは熱によって曲がったりすることがないため、炉壁や天井を守るためにも使われているんです。

 

ネスターマーティンS43も鋳物の薪ストーブといいましたが、実は三重構造になっているんです。

 

薪ストーブの外側から、『鋳物→鋼板→鋳物の炉壁』という構造になっているんですよね、で、炉内の天井はバーミキュライトになっているんです。

f:id:firewoodyamazaki:20161223085339j:plain

http://www.nestormartin-japan.jp/about/technology.html』より

 

この三重構造によって効果的なのが『保温性』なんですよね。

つまり、炉内の温度を高いまま保ってくれるっていうことなんです。

 

また、上の構造写真を見ていただくとわかるのですが、空気の流れが一方ですよね。炉内の上を通って一度あたためられてから吹き下ろすように炉内に入ってくる。

徹底して『薪ストーブの温度を下げさせない』ように作ってあるんですよ。

 

あ、この空気の流れのおかげで『オーロラ燃焼が簡単におこせる』っていうブログ記事などを見たことがありますが、これってオーロラ燃焼を起こすためではないことを知っておいてくださいね。あくまでも少ない空気で効率良く高温で薪を焚くためのシステムだって言うことなんです。

 

オーロラ燃焼については諸説ありますし、ここでは解説しませんが、オーロラ燃焼=空気を絞りきった状態ではないコトは知っておいた方が良いと思いますよ。

 

ネスターマーティンではこの燃焼システムを『WOODBOX燃焼システム』と呼んでいます。イメージとしては炉内をガスタンクに見立てているんです。

高温で薪をあたためることによって出てくるガスを高温の吹き下ろす空気で着火させて燃焼させているってコトです。

 

 

ネスターマーティンS43ってあったかいの?

正直立ち上がりは遅いです。

 

仕事場でピアツェッタという鋼板製薪ストーブを焚いているんですが、朝の立ち上がりはピアツェッタに軍配が上がります。

ピアツェッタの紹介 ピアッツェッタ社

 

またこの時計型ストーブ。

f:id:firewoodyamazaki:20161223091143j:plain

 

みなさんよくご存知だと思いますが、最高の立ち上がりを見せてくれますね。

そのかわりといいますか、時計型ストーブは冷えるのもあっという間です。だからでしょうが、薪の減りが凄いです。

 

この時計型ストーブの性能を大幅に高めていったのがネスターマーティンS43だというように言えますよね。あ、時計型ストーブは私も大好きですよ。

 

ネスターマーティンS43はその構造上あたたまるまでの立ち上がりは遅いんですが、一度あたたまってしまえば他の薪ストーブ同様に薪ストーブ本体全体から輻射熱を私たちに届けてくれるんです。

 

私の家の間取りを載せますね。

まずは2Fの図面を見ていただきます。家のどこに吹抜けがあるかをごらん下さいね。

あ、赤いのはネスターマーティンであたためられた空気がどのように流れるかを示したものなんです。

 

【2F図面】

f:id:firewoodyamazaki:20161223092044p:plain

 

で、1F写真を見てください。

 

【1F図面】

f:id:firewoodyamazaki:20161223092225p:plain

 

1Fにある矢印は空気の流れを示すのではなく、『この階段からあたたかい空気が下りてくるんですよ!』ってコトなんです。ややこしくて申し訳ないです。

 

述べ床面積35坪の家がこのネスターマーティンS43一台で十分に温まります。というか、2Fは吹き抜け側にある室内マドを閉めないと暑いくらいなんですよね。

今後1月、2月といわゆる厳冬期に入っていきますので、その時期になればもしかしてちょうどいいかもしれないなって嫁と話しています。

 

それくらいあったか〜いのがネスターマーティンS43であり、薪ストーブなんですよね。

 

 

薪山崎のネスターマーティンS43

それではここらでMyネスターマーティンS43の画像や動画をあげさせていただきますよ。

 

f:id:firewoodyamazaki:20161210092626j:plain

f:id:firewoodyamazaki:20161223093104j:plain

 

自分で言うのもなんですが、かっこよくて気に入ってますw

 

お次は動画です。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

素晴らしい炎と、その下にある熾火のこうこうと輝く雄姿を見ていただけましたでしょうか?

 

大量の熾火を作ることが出来たらネスターマーティンは素晴らしい燃焼を見せてくれるようになります。薪ストーブは大量のコッパ(木っ端)を入れて一気に焚きつけましょう!!この記事でそのことについて書いていますね。熾火は大事だよ。

 

 

おわりに

今回はネスターマーティンS43を紹介させていただきました。

 

薪ストーブユーザーのみなさんはそれぞれデザインや性能、機能など総合的に判断し吟味して薪ストーブを購入されたと思います。

 

これから薪ストーブを買おうとしている未来の薪ストーブユーザーのみなさまにおかれましては、『誰が何といおうとコレを買うんだ!』という気持ちをもって薪ストーブを選んでいただきたいと思います。

 

だって、簡単に薪ストーブって買い替えられませんよね。一度家に来てしまえば、『コレでよかったんだよな』『コレと付き合っていくしかないんだよな』って思いつつ?過ごしていかなければなりませんw。

自分が気に入った薪ストーブについて調べまくって調べまくってして納得したんであれば、例え薪ストーブ屋さんが『コチラの方が良いですよ』って言われたとしてもオノレをつらぬいた方が良いと思います。絶対ですね。

 

薪山崎にとってはネスターマーティンS43がそういう薪ストーブでした。

だから、『京阪エンジニアリングさんなら私の意見を曲げてくれるコトがないだろう』と思い、直接京阪エンジニアリングさんに施工をお願いしたんですよねw

 

大好きな薪ストーブを毎日眺める。飽きないですよホント。最高なんです。

 

 

それでは以上です。

これからもよろしくネスターマーティンS43!

 

<こちらも読んでください!>