灰は助燃触媒ってご存知でしたか?

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灰には炭酸カリウムを多く含み、そしてその炭酸カリウムは助燃触媒といって文字通り燃焼を助ける効果があるようです。

 

今回はそんな灰について科学してみようと思いますよ。

 

 

灰の助燃効果ってなに?

灰に助燃効果があるってコト、私全く知らなかったです。オドロキといいますか、なんだかわからないけどワクワクしています。薪ストーブがあるコトで灰が身近になったからでしょうか?興味が湧いてきたんでしょうね。

助燃効果ってなに?ってことなんですけども、灰について少しインターネットで調べてみると下記のようにありました。

 

助燃触媒として有効であり、木炭の着火性や火縄銃の火縄が立ち消えないことは炭酸カリウムの存在による。木炭を流水中に漬けておくとほとんど火がつかなくなることは古来知られていたが、それが炭酸カリウムの流出による現象であることは近代になるまで誰も気がつかなかった。Wikipediaより参照 炭酸カリウム - Wikipedia

 

ふぅむ、良くわかったようなわからないようなって感じですね。ワタクシ、『助燃』ってのが何か理解してません。だから、『木炭の着火性』と『火縄が達消えないこと』が全く逆のことに思えて仕方ないのです。

 

『火縄が消えないこと』についてはこういうことなんかなと思います。

薪ストーブを夕方から焚き、朝は薪をくべずに仕事して、また夕方帰ってきての時点で炉内の灰をほじくり返してみると炭のようになって残っている薪があります。炉内にたまった灰を眺めるだけではその存在に気づきにくいんですけどもね。

で、その炭ってまだ赤々と光を放っているんですよね。燃えているんです。そうですよね、これって炭酸カリウムの性質だったんですね。その証拠に、灰に埋もれていない部分についてはきれいに灰になっています。

 

 

で、『木炭の着火性』についてなんですが、これもWikipedia先生を頼りにしますね。

 

灰は手軽に入手できる有用な化学物質として、古より様々に用いられてきた。灰の中に含まれる炭酸カリウムは助燃触媒であり、消しや燃えさしは着火しやすい。このためを燃やすときには必ずこれらを保存して焚き付けに用いる。この現象は、薪炭を使う機会の少ない現代の家庭でも、角砂糖に灰をなすりつけたものとそうでないものを用意して着火実験をしてみると、容易に体験できる。Wikipediaより参照 灰 - Wikipedia

 

うん、炭酸カリウムの項目に書いてあることと同じようで違うw

灰の項目には助燃効果の説明として『消し炭や燃えさしは着火しやすい』とだけあります。ここだけ見たら納得ですね。へぇ、角砂糖の実験ってやってみる価値がありそうですねw 楽しそうです。

 

先ほど《『木炭の着火性』と『火縄が達消えないこと』をどう捉えていいかわかりませんw』って》書きましたが、ここについては解決しないままですね。スッキリしません。

 

で、よくよく見てみると、灰もしくは炭酸カリウムって『助燃触媒』って言われているじゃあないですか!

ここか?ここがポイントなのか?ってことで、触媒とは何かってコトをまたまたWikipedia先生に聞いてみます。

 

触媒(しょくばい)とは、特定の化学反応反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう Wikipediaより参照 触媒 - Wikipedia

 

ことらしいです。うん。

中高生の時に習いましたねたしか。

 

ここまで書いててちょっと気づきました。

あれ?自己解決したんじゃないでしょうかw 

みなさんもしかして当たり前のように気づかれてます? 

 

え、こういうことなんだと思いますよ。

 

『薪ストーブの温度も下がり、灰に埋もれて今にも消えそうな薪を灰の助燃触媒効果でで燃やしてる』

 

ってことでよろしいでしょうか?全く正確性はありませんが、とりあえず私はそう理解しておくこととしますw 

なんにしても、灰は炭酸カリウムを成分として持っていて、それが助燃触媒効果を持っているなんてこと、私は全く知りませんでした。

 

 

薪ストーブにとって灰の有効活用法は?

やっぱり炉内には適度に灰を敷いたままにしておいたほうが良いなって言うことですね。炉の底を保護するっていう意味でも良いですよね。

灰の助燃効果もありますので、燠となってくずれ落ちた薪も効率良く燃焼させてくれそうです。

炉内の温度さえ許せば扉を開けて燠をならしても効率アップに貢献するかもしれませんね!

 

灰ってすごい。

 

まとめ(ココがけっこう大事)

有効活用法の項目で書こうかと思ったんですが、灰に助燃効果があるってことはですよ、灰を捨てる時にはかなりの注意が必要ってことですよね。

以前ネスターマーティンS43の灰受けボックスを観察してみた。アッシュバケツが欲しくなってきた。って記事を書きましたが、アッシュバケツの存在理由ってそこだったんですね。今さらながら気づきましたよ。

 

アッシュバケツって灰の中にある燠を冷まそうねっていう目的が1番じゃなくて、灰の中には(必ず)燠が残っているから安全に保管しようよっていうものだったんですね。安全のためにも今後はそう捉えることにします。

アッシュバケツに対する見方が変わりましたよ、今。

 

薪ストーブと出会ったコトで灰にも興味が出てきました。もっと深く知ろうと思うと『触媒』の世界知らないといけませんね。興味があるうちに色々調べてみようかと思います!

 

 

ワタクシ、薪山崎は薪ストーブと出会うことで『灰』と出会いました!!!

薪ストーブって楽しいですよね!!!

 

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