最後に薪を入れたのが昨晩の23時。
炉内の灰をならしながら焚きつけの準備をしたのが先ほどの18時。
およそ18時間後の炉内にもこうやってハッピーターン(熾火)が残ってくれていることに感激です。
ハッピーターン(熾火)が残っている理由
ハッピーターンハッピーターンって連呼しといてなんですが、このブログでは真面目?にその理由を考えたことがあるんです。
ね?真面目に考えているでしょう?
上記の記事によりますと、『灰には助燃効果がある』ということなんです。
つまり、『消えかかってる熾火を長持ちさせる』ってことです。
それっていうのは、灰に保温効果があるっていうことももちろんのことでしょうが、灰に含まれる『カリウム』がそうさせるんでしたよね。すげーですよ灰って。
昔の人は火消しつぼを使っていましたが、同時に熾火や炭火を灰の中に埋もれさせることで熱源を長持ちさせるってコトもしていました。時代劇になるような時代には『カリウム』なんて言葉があったんかな?わかりませんが、日本全国で当たり前のようにして熾火や炭火を灰の中に埋もれさせて保存していたんですよね。
経験的にその知恵を受け継ぎながら生活されていたわけですからそりゃもう凄いですよね。感心しますし、今の時代でそのことを知っている人ってどれくらいの割合でいるんでしょうかね?
少なくともワタクシ薪山崎はそんなこと知らなかったですよ。
熾火を利用した火おこしは可能か?
可能です。
が、朝なら可能、ってコトですね。
23時ごろに最後の薪を投入し、朝7時ごろに再度焚きつけをするのであれば私のネスターマーティンS43にも大量のハッピーターンが残っていますよ。
休日の朝には実際にハッピーターンからの焚きつけをチャレンジしてみましたが、木っ端と煙に負けない頑丈な眼(まなこ)さえあればなんとか炎があがってくれましたよ。
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こんな製品があったらそれこそ楽勝でしょうが、今年の私はまだ『朝に薪ストーブを焚きつける』っていう習慣がないため買っても使うことはないでしょう。
あれば、『朝なら』楽勝に火おこしできるでしょうね。
「自作すればいいやん」なんて言わないでくださいねw あ、できるかも!
ハッピーターンはおいしい
えらいもんでハッピーターン(熾火)って中まで熾火だから硬いんですよ。そしてけっこうな光量で光をはなっています。
薪ストーブ運転時ほどの光量は無いんですが、灰の助燃効果に守られながら光をはなってるんです。どうですかね、感じとしてはピンク色の蛍光塗料をちょっと明るくしたやつ、な雰囲気です。灰に埋もれさせたらたぶんそっくりでしょうね。
ってかなんで灰に埋もれたハッピーターンはハッピーターンなのでしょうか?
ここからは勝手な私の想像なんですが、『球の形がいちばん安定するから』なんじゃないかっておもうんです。だから、球まではいかないけれども、ハッピーターンのように角が取れた形状になって残っているってコトなんです。
どうでしょう?あってますかね?
とにかく、安定をもとめてハッピーターンになろうとするハッピーターンって思うと可愛くなってきません?、熾火なのに。
だって冒頭の写真を実際にみるとメッチャ美味しそうなんですよ!
灰が『ハッピーターンの魔法の粉』に見えてしかたありませんもの!!
薪ストーブユーザーだけが手に入れられるハッピーターン(熾火)。
みなさんぜひご賞味くださいね!(ダメ!ゼッタイ!)