【バイオハザード7】のチェンソー戦はあり得ない?やるならスチールのレスキューソーMS461-Rを使え!?

MS461-R

MS 461-R - レスキューソーより

 

 

最近『バイオハザード7 レジデント イービル』なるプレイステーションのゲームを体験する機会がありました。凄く怖い。凄く怖くて良くできてるゲームなんですね。

がしかし、チェンソー好きとしてはギャグとしか思えない表現があって大変面白かったんでそのチェンソーについて考えてみました。

 *著作権について定かでなかったためゲーム画像はありません。

 

 

チェンソー対チェンソーで火花を散らしながら戦う人たち

ゲームだから、恐怖を演出する作品だから仕方がないのですが、現実でチェンソーをこんな使い方する人はいません。ジェイソンしかり、(ジェイソンは使ってませんでした!テキサスチェーンソーしかり、ですとさせてください。)人を切っちゃいけませんよね。

 

だが問題はソコじゃないんです。

 

チェンソーのチェーンって土に当たってもすぐ切れなくなるような繊細なものですから!ってことを知っていただきたいんです。チェンソー使ったことある方なら完全にギャグといいますか、オモシロ可笑しく見えてしまう表現なんです。

 

バイオハザード7のチェンソー使用シーンはいくつかあるんですが、主人公イーサンと悪?の親父ジャックがチェンソー同士で決闘するシーンがあります。チェンソー同士がぶつかって火花を散らしまくったり、ジャックにチェンソーをうまく当てられなかった場合は地面や壁に火花を散らして白い跡をつけまくります。

 

 

そんなのありえねー!そんなんしたら一発で刃が丸まってダメージを与えるどころかヘタしたら人の皮膚すら切り裂けないシロモノになってしまうでしょうね。

 

 

チェンソーの刃は大工さんの使うカンナに似ています。小さなカンナがたくさんついている。そのおかげで連続して木材を切断し、結果人力よりも高速に処理できるっていう寸法なんですよ。チェンソーの刃って繊細なんです。柔らかいんです。だから、林業の方は休憩のたびにチェーンを目立て(研ぐ)するくらいなんですよね。

 

  

バイオハザード7のチェンソーはスチール社製

ゲームをやったことのある方は今一度ゲーム内のチェンソーを見てください。

主人公イーサンがジャックと戦うときのチェンソーってオレンジ色と白色ですよね?

 

オレンジと白と言えばスチール社製のチェンソーなんですよ。

 

どのモデルか?ってコトなんですが、私が見る限りその大きさからして排気量50〜70ccのモデルに見えますね。MS261もしくはMS362、もしくはMS441、あるいはMS461ってところでしょうか。

 

なんにしてもこれらのモデルは通常の木材切断用ですのでどちらにしてもバイオハザード7のような用途には向いていません。

 

じゃあどうするか?次で考えてみましょう。

 

 

レスキューソーMS461-Rならなんとかなる?

 

MS461-R右側

MS 461-R - レスキューソーより

 

ならこのバイオハザード7に使われているチェンソーはなんなのか?ってことですよね。あるんですよ。スチールのラインナップは凄いですよ。

 

写真のチェンソーはスチール社の『MS461-R』といいまして、通常の林業用チェンソーである『MS461』の特殊用途バージョンなんです。レスキューソーといいまして、まさにレスキュー隊員の方などが使われています。

 

スチールのホームページからその用途を紹介しますね。

 

"レスキュー用のコンパクト・高性能チェンソーです。中速時でもパワーを発揮、災害現場で様々な素材の切断作業に活躍します。切り込み深さ調整搭載。レスキューソーのために開発されたタングステンカーバイド・コバルトで刃の表面を強化したラピッドデュロRチェンを使用しています。"

MS 461-R - レスキューソーより

 

『災害現場で様々な素材の切断作業に活躍します』とありますね。

 

ちょっとレスキューソーの用途について調べてみたのですが、木材はもちろん、釘や薄い鋼板、ガラスや薄いモルタルなどを指すようです。スチールのホームページでは釘や薄い鋼板については性能表記は為されていませんので一般的なレスキューソーの用途だと思ってくださいね。スチールのホームページでハッキリうたわれている『素材』としては下記のとおりです。

 

"合成ボードや強化ガラスの切断が可能です。チェン刃はタングステンカーバイドで刃の表面を強化しています。"

MS 461-R - レスキューソーより

 

うーむ素晴らしい。このチェンソーならゲームのように長時間の戦いは難しいとしても短時間ならそれらしく振る舞うことができるかもしれませんね。

*当然人体に向けてチェンソーを使用することや用途外の目的に使用することはゼッタイに禁止ですよ。

 

 

 

『全ては恐怖のために』

先ほども注意事項を書きましたが、レスキューソーだからといって戦いのためにチェンソーを使用していい理由にはなりません。

 

スチールのホームページにもこの機種には特に『※代理店制度を採用しております。詳しくは、product@stihl.co.jp にお問合せください。』とありますように、一般向けにはスチールが販売してくれない可能性があります。つまり、消防署や自治体など向けのルートにしか販売してくれない可能性があるってことなんですよね。つまり、用途を聞かれるってコトです。

 

ので、残念ながらこのチェンソーを使えば『全ては恐怖のために』をリアルに再現!ってわけにはいかないだろうってのが私の予想です。

 

それにしてもこのバイオハザード7、めっちゃ怖いです。予備知識がない状態で一人でやってしまうとめっちゃ怖いでしょうね。

 

チェンソーを使った残酷な表現も盛りだくさんですしw

 

ここ15年はゲームから離れていたんですが、ちょっとバイオハザード7を試してみると今のゲームのクオリティの高さには非常に驚かされましたよ。グラフィックのリアルさはもちろん、今のゲームって残酷表現も盛りだくさんな大人向けなものが存在するんですね。いわゆるオゲレツな方向でない18禁のゲームがあるんですね。凄い。

 

以上、『バイオハザード7からみるチェンソーの取り扱い方』でした!?

 

 

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