以前も記事にしましたように、私の所有する手動薪割り機HLS-12Tが故障しました。パッキンから空気を吸うようになり、うまく動作しなくなっていたんです。
手動薪割り機修理シリーズの第2弾は『薪山崎、交換パーツを発注する』です。
どんなパーツをどんなお値段で、どんな風に頼んだかを詳細にお伝えいたします!
㈱シンセイのHPお問い合わせタブから問い合わせしました
2月13日の昼12時にメールフォームから問い合わせしました。そしたら、当日の18時ごろには回答が来ました。
今回早かったのは偶然だとは思うんですが、こういう企業さんのメールフォームってなかなか返信してくれるかどうかも怪しいものが多い中w、シンセイさんの対応は神であるといっても過言ではありませんでした。下記のリンクから飛べます。今後必要になるかもしれない方はチェックしてみてください。
やりとりの内容
先日『手動薪割り機『HLS-12T』を故障させたかもしれないと思い、メーカー(シンセイさん)にたずねたところ高速で回答が来ました!』という記事を書き、そこにやりとりの内容を記載しているんですが、今回発注したときの内容を含めるために全てまとめてみます。*一部名前等変更しております。
【薪山崎】
京都府与謝郡与謝野町の薪山崎と申します。
去年『○○』さんにて貴社の手動薪割り機『HLS-12T』を購入しました。
オイルキャップを外してオイルを捨て、32番のオイルに交換しました。
オイルキャップを再利用したところ空気を何度抜いても薪割り機のピストンを戻すときに内圧でオイルキャップが吹き飛ばされてしまいます。
大変お手数ではありますが、対処方法などありましたら教えてください。
よろしくお願い申し上げます。
【シンセイさんより】
当社製品をご利用頂きありがとうございます。
早速ですが、お問い合わせの件につきましてご回答させて頂きます。
①当社製品、手動式薪割り機HLS-12Tのオイル交換についてオイルの量は適量でしょうか?
- リターンバルブを一旦抜き取り、オイルをふき取った後いま一度差し込んで先端にオイルが付く程
- もしくは、オイル注入口から覗いて頂いて、内筒が隠れる程度が適量となります。
多すぎますと本体内圧の差が大きくなりオイル漏れの原因となります。
②オイル注入後シリンダーが縮んだ状態でキャップを取り付けていますか?
- 伸びた状態にてキャップを取り付けますと、シリンダーの体積分の内圧が上昇します。
上記、2点の点検にて異常がなければ、シリンダーシャフトのOリングよりエアの吸い込みが考えられます。
その際には、シリンダーOリングの交換にて修繕が可能かと思われます。
当社にて修理の承りのほか、補修用パッキンキットの部品もございますのでなんなりとご用命頂きますようお願い致します。
【薪山崎】
早速のお返事、大変ありがたく存じます。
シンセイ○○さまのご回答を読ませていただいたところ、下記が該当
するように思われました。
・オイルの入れすぎ
・シリンダーシャフトのOリングの劣化
オイルは完全に入れすぎてました。
シリンダーシャフトからは両方ともオイルが漏れている状態です。
つきましては、大小シリンダーシャフトのOリング、ダストシールを
大小2セットずつと、オイル注入口キャップを2個購入させてください。
*他に必要なシール部品があれば教えてください。
送料も含めましたお値段とお振込先をお伝え頂ければと存じます。
送付先は下記のとおりとなります。
*住所*
【シンセイさんより】
薪山崎様
ご連絡ありがとうございます。
お問合せ頂きました、手動式薪割り機HLS-12Tの部品につきまして①ハンドルパッキンセット¥580-もしくは、②シリンダー一式パッキンセット¥1,160-にて修理が可能と思われます。
今回のお問合せの内容からは、ハンドルパッキンセットのみで必要部品は同梱されております。
京都府への送料は¥750-、お支払い方法は代引きとなりますので¥300-が加算されます。
税込み合計¥1,630-となります。部品の在庫はございますので、ご検討の程宜しくお願い致します。
【薪山崎】
お返事ありがとうございます。
ハンドルパッキンセット¥580×2セット=¥1,160-
+送料¥750-
+代引き手数料¥300-
合計¥2,210-
上記にて発注願います。
よろしくお願い申し上げます。
【シンセイさんより】
薪山崎様
ご連絡ありがとうございます。
本日、部品の発送をさせて頂きますので宜しくお願い致します。
以上です。
HLS-12Tとの出会い
エンジン薪割り機が高くて買えないから買った手動薪割り機のHLS-12T。
電動薪割り機でも良かったのですが、職場で電動薪割り機を使用していたのでその非力さ加減は知っていました。素直な木材であれば電動薪割り機でも十分に仕事をしてくれるのですが、大きな節でなくてもちょっとした曲がりがあるような木の場合はすぐに根を上げてしまいます。
2〜5万円というお金を同じように払うのなら、もっと力のあるものはないかと思って探したのがこの手動薪割り機HLS-12Tだったんですね。
インターネットサイトはもちろん、youtubeなどの動画でも探しまくって出会ったんですよね。その動画がコチラ↓
農機具のアグリズさんがアップロードされている動画なんですが、実はこの動画、HLS-12Tの使い方が少々間違っております。
というのも、この動画ではシリンダーが薪にあたった後に、左右のピストンを交互に押していますよね。そうじゃないんですよね。シリンダーが薪にあたった後は力の強い左側(動画では手前)のピストンをキコキコするのが正解なんです。
右側ピストンはシリンダーを大きく動かしますが力は弱い。
左側ピストンはシリンダーを小さくしか動かせませんが力は強い。
HLS-12Tはこのようにうまく設計されていますよ。
ちょっとメーカーが違うといいますか、輸入販売元が違うので紹介しにくいのですが、下記の動画がそのあたりをうまく説明してくれています。
おわりに
正直言いますと、『エンジン薪割り機を買うまでのつなぎ』としてこのHLS-12Tを購入しました。
ですので、これも正直に言ってしまいますが『HLS-12Tに愛着は全くありません』でした。
シンセイさんの
けれども、今回のようにシンセイさんの迅速な対応を受けた結果、この薪割り機をなおしてもっと使おう!って気持ちになってきたから不思議ですよね。
ですから、今回もパッキンセットを2セット買いました。
車用のジャッキと違って使い始めたら一日中稼働させるようなシロモノです。しかも、節のある木の場合は完全に過負荷状態でキコキコさせるんです。パッキンがダメになっても仕方ありません。ので、在庫を置くことにしましたよ。
ふーむ。にしてもメーカーさんや販売店さんの対応ってホント大事ですよね。
HLS-12Tに対しての見方がホント180度変わりましたもの。
次回の記事では修理の詳細をお伝えしたいと思いますね!
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