刈払機の刃の種類を知ろう!アナタの刈払機はチップソー?笹刈刃?のこ刃?ナイロンカッター?

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私の愛機ゼノアTRZ260L-EZには255mm径のチップソー、ツムラのF型ハイパーという製品とツムラの笹刈刃を場面に応じてつけています。

みなさんはどんな刃を使っていますか?または使ってみたいですか?

刈払機の刃の種類は?

刈払機の刃の種類は大きく分けて2つあります。

  • 回転刃
  • ナイロンカッター

これはほんとうにざっくりとした分け方なのですが、金属板に刃がついたものが回転するのかナイロンコードが回転するのかで大きく別れています。

その中でも色々な種類があるのが回転刃なんですね。

【回転刃】

  • 二枚刃
  • 四枚刃
  • 笹刈刃
  • のこ刃
  • チップソー 

などなどほんとうにいろんな形状が発売されています。

 

二枚刃といってもメーカーによって色々な形状があります。

また、チップソーなど回転刃には直径230mmのものと255mmのものがあります。

  • 刈払機の排気量が26cc未満なら230mmの回転刃
  • 刈払機の排気量が26cc以上なら255mm〜の回転刃

外形の目安は刈払機の排気量によって大別できると考えてください。正確には排気量よりも刈払機の馬力や各パーツの強度によって上限があります。

*同じ排気量でもプロ用とアマチュア用では馬力やパーツの頑丈さが全くちがいます!

230mmがあるのはほとんどチップソーです。笹刈刃で230mmのものもありますが255mmが基本のようですね。 それぞれの機種の取り扱い説明書をご覧くださいね。

笹刈刃やのこ刃、チップソーにはそれぞれ刃の数によってさまざまな製品がつくられていますので選ぶのが大変です。

今回はいわゆる「スタンダード」な製品をみていただくことでさまざまな刈払機の刃について知っていただこうと思いますよ。

チップソー

それではいきましょう。

まずはチップソーの規格についてみましょう。 

チップソーには品番の後に230×36や、255×52などという数字がみられます。

たとえば230×36は「刃の直径が230mmで36個の刃がついている」ということです。

刃の数についてはよくある基本的な製品が36個。竹用ですと64個もの刃がついているものがあります。

基本的には刃数が多くなるほどスムーズに良く切れると考えていただければ良いと思いますが、用途が違ったものを刈ったりすると刈払機本体に負担がかかることがありますのでご注意ください。

雑草刈り刃としては36個の刃数のものが基本であるとして選んでいただければいいかと思いますよ。

【ちょっと高価な製品】

 

実売価格が3,000円台ですので高級品といえますよね。 

刃数が52個と多く、笹や竹を切るのもスムーズです。

わたしもこの製品を購入したのですが、正直いいますと廉価なものと比較して「バツグンに切れるというわけではない」というのがほんとうのところです。

廉価なものと何が違うか?なんですが、

  • チップソーが飛びにくい
  • 切れ味がおちにくい
  • 刃数が52個と多く、笹や細い竹などにも対処できる

っていうところに特徴があります。というかそれがこの製品の良さなんですけどね。切れ味がもつというのは本当に大きいです。

荷物を少なくすませたいときや、これぞ!っていうときに使用すると一日快適に作業を終えられることができるでしょうね。 

【廉価なもの】

 

なんといってもお安いのが特徴です。

検索していただくとわかるのですが、1枚あたりのお値段が約¥560円程度なんですね。

こちらの製品は刃数が36個と標準的ですので笹には弱いです。跳ね返されますね。

難点、でも無いのですがあえて申しますと、

  • チップが飛びやすい
  • 切れ味がおちやすい(チップが減りやすい)

くらいでしょうか。お値段を考えると十分な品質であるといえましょう。

5枚入りでケースつきのものもありますので携帯に便利ですし安全に運べますよね。

コストパフォーマンスは最高です!

笹刈刃

私が今年挑戦しているのが笹刈刃。 

30個の刃がついたものと40個の刃がついたもの二種類が基本的な規格となります。

笹刈刃の特徴はなんといってもチップではなく回転刃そのものに刃が付いている点でしょうね。 

  • 刃が自分で研げるのでコストパフォーマンスに優れる
  • 切れ味バツグン
  • 笹もバリバリ刈れる

その名の通り笹を刈れますので林業を本職とされるかたも多く使っておられます。下草刈りに使われているんですね。

【私が使用している笹刈刃】

 

ツムラの笹刈刃は仕事でも利用しています。

林業の仕事をしているのですが、27ccの林業用のシンダイワ刈払機に305mmのツムラの笹刈刃をつけてバリバリ刈っています。

プライベートでも305mmの笹刈刃を使用してみても良いのですが、私の使用する刈払機はアマチュア機種のため機関に負担がかかるのをおそれて使用するのをやめています。

日光製作所の笹刈刃は全国林業改良普及協会の発行されている雑誌、「道具と技Vol.3 刈払機の徹底活用術」でもレビューされていますよ。

 

のこ刃

先ほどの笹刈刃も刃数が多い製品でしたよね。のこ刃はもっと刃数が多いです。また、刃が連続してついているところが特徴的ですよ。

【ツムラののこ刃】

 

のこ刃の特徴は、

  • 草や小径木、草などを選ばず良く切れる 

ことにありますが、刃数が80個と多いため、

  • 石や硬いものにあたったときの修正が大変

という特徴をもっています。

林業現場で下草刈りをされるときは小径木や竹などもバッサバッサと刈っていかなければなりません。そういう使い方をされるにはピッタリの刃ですね。

刃が多い分、刈払機の排気量もそれなりにないとだめでしょう。

まさにプロ用ですね。お値段はチップソーに比べて高いわけでもありませんので私も一度試してみたい刃ですね。

ナイロンカッター

ナイロンコードで草をぶった切る!っていうのがナイロンカッターの最大の特徴といえます。

 

ナイロンコードを高速回転させると遠心力によってナイロンコードがピンと張られます。その力を利用して草を刈るっていうのがナイロンカッターですね。

また、ナイロンコードですのでコンクリートや木材を傷つけにくいっていうのも特徴です。家の周辺を丁寧に草刈りするときなんかはもってこいです。

さらに、欧州ではこのナイロンカッターがメーカーの標準仕様になっています。安全性に厳しい欧州メーカーらしいですね。

 

ナイロンカッターが万能かといえばそうでもありません。 

安全性に厳しい欧州では30ccクラス以上の刈払機が標準でもあります。

理由は、ナイロンカッターを使うには大パワーが必要だから です。 

私の刈払機は25ccなのですが、ナイロンカッターをつけて背の高い草を刈ったりすると明らかに刈払機や駆動部に負担がかかっているのがわかります。クラッチ部分などアツアツになりますからね。

それではナイロンカッターの種類を見ていきましょうね。 ナイロンコードは使うほどに減ったり切れたりします。その補充方法によって様々な製品がつくられています。 

【フルオート式】

【叩けば出る方式】

【手差し式】

それぞれの特徴を見ましょうね。

  • 【フルオート式】はナイロンコードが短くなったら自動(遠心力)でナイロンコードが繰り出されます。
  • 【叩けば出る方式】はナイロンカッター本体にバネ仕掛けのボタンがついていて、地面でボタンを軽く叩けばナイロンコードが繰り出されます。
  • 【手差し式】はその名の通り手でナイロンコードを差し込みます。

それぞれ特徴はあるのですが、手差し式がシンプルでよさげに思えますが最近は【叩けば出る方式】のものが中心になってきていますね。

チェンソーメーカーとして有名なスチールもこの【叩けば出る方式】のものを出しており、私も【叩けば出る方式】のスチール社製ナイロンカッターを使用していますよ。 

安全性が高く便利なナイロンカッターですが、大排気量の刈払機が必要なことともう一つ、「作業者がめっちゃ汚れる」のが特徴です。ナイロンカッターを使用して草を刈るときほど防護面のありがたさを感じたことはありません。 

おわりに

今回紹介したのは数ある刈払機刃のなかでもほんの一部分です。

ですが、今回紹介した製品を基準にして製品を選んでいただくといろいろと広がっていくんじゃないかって思います。 

新しい刃を使うときって「キックバックはどうかな?」とか、「石に当てたらどれくらい傷むんだろう」とか不安がつきませんよね。かといって使ってみないとわからないこともたくさんありますし、当たり前ですが挑戦してみないといけません。みなさんもいろいろためしてみてください! 

 

いやあ、刈払機の世界って面白いですよねぇ!

それでは以上です!

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