BCZシリーズの弟分。ジャストシリーズTRZ260とTRZ265の違いの記事です。
キャブレターが新型に
キャブレターが新型になりセッティングが見直されたことで従来機種TRZ260シリーズよりも始動性や始動後の吹け上がりが改善されています。
私は従来機種のTRZ260Lを使用しているのですが、冷間始動からは夏季シーズンであっても「半チョーク(機種側には'暖機'位置と記載)」での暖機運転が1分程度は必要でした。
チョーク機構が上級機種と同じレバー式になった
ここ、重要です。
上の写真は旧機種のTRZ260シリーズです。
赤いエンジンカバーの横に黒いキャブレターカバーが見えますが、燃料キャップの上側部分に小さく赤いレバーがあります。
写真の状態から90度下にレバーを回転させると「チョーク状態」となります。
最新機種のTRZ265シリーズはといいますと、、、
上級機種のBCZシリーズと同様の上下レバー式になりました。
TRZ260Lで体感した「勝手に半チョーク」
実はこれけっこう重要な改善点でして、私が所有するTRZ260シリーズって「勝手に半チョーク」になることが多いんです。
TRZ260の回転式チョークレバー操作が軽すぎるため、振動で勝手に半チョーク位置になって「吹け上がらない」ことに気づかないまま使用する場面が多々発生しました。
使用して二年目になってきますとエンジン音やレスポンスなどでキャブレターが運転状態か半チョーク状態か分かるようになってきましたが初めはなんで吹け上がらないのかわからないまま使っていましたよ。
エンジンに良くないですね。
最新機種のTRZ265シリーズのチョークレバーは上側に引き上げた状態が「運転」でレバーを一番下まで下げた状態が「チョーク」ですので勝手に半チョークになることは無いでしょう。
おわりに
このハスクバーナ・ゼノアのジャストシリーズ刈払機ってのは、いわゆる中級アマチュア向けの製品です。重量やお値段のバランスがそこそこ揃ったモデルですね。
性能や実売価格で見たライバル製品はスチールのFS26Cや共立のSRE2720シリーズでしょう。26ccクラスの激戦区ですね。
このTRZ265ジャストシリーズ。「プロ向けは高価すぎるしちょっと」という方や「ホームセンターモデルは卒業したい」という方には最高の選択肢だと思います。
TRZ260からの改善を受けてさらに売れる機種になるのではないでしょうか?って間違いなく売れてます。TRZ260も素性は良いですからね。
それではみなさんもぜひゼノアのジャストシリーズを検索してみてくださいね!
以上です!