アメリカと北朝鮮が戦争?米大学生ワームビア氏の死と湾岸戦争クウェートの少女「ナイラ証言」とを重ねてしまいたくなる

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本日NHKニュースにて、「北朝鮮に1年以上拘束されたのち脳に障害を負いアメリカに帰国した大学生が死亡した」との報道がありました。

 


亡くなられたワームビア氏のほか今も3人が拘束されているとしてアメリカ政府が開放を急ぐ方針であるそうです。

 

勘ぐってしまいたくなる

私が言いたいことの結論を急ぎます。

 

アメリカは北朝鮮と戦争したいのではないか?

 

ということなんです。

それの是非はともかくとして、何かまた世界で不幸な出来事が起きるような気がして鳴りません。

 

といいますのも、湾岸戦争勃発前に米国民の感情を揺さぶり、結果として湾岸戦争の布石となった「ナイラ証言」と重ねてしまいたくなるんですよね。

 

亡くなられたワームビア氏に対してはご冥福をお祈りするほかないのですが、どうしても勘ぐってしまう。

 

  • アメリカ政府はなぜ亡くなる前に開放できなかったのか?
  • 亡くなられたことを利用して北朝鮮と戦争したいのではないか?

 

ナイラ証言

先ほど「ナイラ証言」と言いましたが、これはかつて湾岸戦争が起こる前にアメリカ国内で広く問題となった少女の証言のことです。

 

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Wikipedeia「ナイラ証言」より

 

実はこれ、「ねつ造」だったんです。

証言をねつ造することの裏には必ず目的があるんです。

 

  • 戦争をしたかったからねつ造した

 

思惑や考えはさまざまであり、「これが湾岸戦争のきっかけだ」と一言で言うことはできませんが、「戦争をしたかった」と捉えてしまうと大きく外すことはないと思います。

 

つまり、世論を操作して戦争を起こしお金を稼ぎたかったのだろうということです。

湾岸戦争の結果として石油の値段が上がりアメリカをはじめとする大国は多額の利益を得たことは良く知られたところです。

 

日本も湾岸戦争時に多額の戦費をアメリカに協力していますよね。そのおかげか?経済活動でも成功を収めました。

戦費を出して弊紙を出していないことにはアメリカから批判されてますけどね。

 

武力行使やむなし

日本はかつてアメリカなど連合国に経済制裁やさまざまな制限を受けたのちに戦争をはじめました。

私も含めて今の日本では「北朝鮮は無茶なことするから経済制裁や、武力制裁もやむなし」という風潮が広まっています。

 

厳しく制裁を受けた国が進む先は武力行使と決まっていますよね。

 

ワームビア氏や3人の行方が戦争のキッカケとなるか?

北朝鮮の活動が活発になってきています。

 

同時に、ワームビア氏が亡くなったことが報道されるなど「○○やむなし」の風潮もこれからさらに広まってくることでしょう。

 

アメリカは「正義」があれば必ず行動します。日本にはできないこと、今ではやりにくくなったこともアメリカなら必ず行動に移してくることでしょう。

 

米朝戦争となるか。もしくはどこかで代理戦争が起こるかは分かりませんがアメリカなり日本なり大国が「戦争したい」と思っていることが濃厚になってきているように思えます。

 

わたしたちにできること

うーむ難しい。勘ぐることは簡単だ。

 

けど、「誰々が亡くなってかわいそう」とか「北朝鮮は悪だ」とか思ってしまうことの方が短絡的なんじゃないかと思います。

 

わたしたちは誰かから「そう思わされている」と考えて良いでしょう。

 

そう考えたからといって結局は ’国’ が決定したことが粛々とすすめられていくだけなんでしょうけどもね。

 

「北朝鮮=手を出してきたから悪」といった結果が出てきたとしても、それが戦争して良い理由にはなりませんよね?

 

うーむ難しい。

 

わたしが思うこと

ワームビア氏が亡くなられて以降、ますますアメリカと北朝鮮、日本などの動きが気になり始めました。

 

私は戦争が起こってもそれをとめる術を知りません。ですので、戦争に善悪をつけることすらできません。戦争がおこったことで「良い企業に就職できた!」などと喜んでいるかもしれません。

 

反面、今後日本が変わって自分の子どもや孫が戦争に駆り出されることに対して反対パレードに参加しているかもしれません。憤慨しているかもしれません。

 

「ワームビア氏が亡くなられてかわいそう。北朝鮮なんて潰してしまえばいいのに」と思ってしまいがちですが、それには必ず血が伴います

 

血が伴う。つまり、人が死ぬ。つまり、お金で解決できない問題が起こるということです。

 

今後アメリカが「お金だけ出してればいいよー」なんて言ってくれるでしょうか?

 

何か始まってしまえばですね、それはもう私個人の力ではどうにもならない。

つまり、何か起こる前に止めなければいけないことになります。

そのためにもまず私たちのような個人が疑いを持たないといけないように思います。

 

「かわいそう」って感情。実は危険なのかもしれませんよ。

 

2017/6/30追記

29日の東洋経済オンラインにて「米学生の死で北朝鮮に報復するのは間違いだ」というロイター通信のコラム記事が載りました。

 

そこには、、

 

  • 攻撃するのではなく米国人の北朝鮮入渡航を禁止に
  • 北朝鮮労働者を受け入れている企業などへの制裁を

とある。

 

また、報復(攻撃と言う意味だろう)することで今ある交渉チャネルを断つことは得策ではないともしています。

 

そうなんですよね。私にはこのような具体案が思い浮かびませんでしたが、米国民の感情をあおった上で報復(攻撃)するのはあまりにも安易すぎると思いますよ。

 

報復の後にのこるものはさらなる報復、ですよね。

 

手塚治虫氏の「アドルフに告ぐ」では国対国の争いの末にある民族がかつての敵国と手を結んで新たな的にいどんでいる姿が描かれました。

その「アドルフに告ぐ」ではないですが、どんどん紛争の種が増えていった矢先は国対国ではなく紛争のための紛争が連鎖して起こるような気がしてなりません。

アメリカは自分の首を自分で絞めるような結果が待っているとおもうんです。

 

(アメリカ人+世界中の民族) VS 米軍なんてことがありえるかもしれませんよね。

 

そうなったらいよいよ終末だ。

 

以上です。