深沢光さんの『薪割り礼讃』は薪ストーブユーザーなら必見の良著でございます。普通のムック本に飽き足らず、「もうちょっと知りたいよー!」っていうマニアック?な薪ストーブユーザーが求める情報がたくさんつまっているんです。
今回はそんな『薪割り礼讃』の素晴らしさを紹介したいとおもいますよ!
海外の薪積みまで取材されている
インターネットが浸透した現在では日本の居間(最近ではスマホでどこでも!)に居ながらにして世界中の薪積みを閲覧することができます。私も薪の積み方についての記事を書いたことがあります。
が、やっぱり現地で取材されたものにはかなわない!文章力や編集力もかなわない!
海外の薪の割りかたや積み方、売り方(計量方法)まで解説されているんですよね。日本との違いや共通点をことこまかに考察されているのが印象的でした。海外や深沢さんの地域と自分自身の地域の相場観を比較することもできますよね。
アナタの薪は適正価格でしょうか?
さすが書籍!図解が分かりやすい!
斧の使い方はもちろん、、、、
なんとチェンソーを使って薪を切る方法まで解説されています。
こうやって図解があることが『薪割り礼讃』の素晴らしさです。写真でも分かりやすいことは分かりやすいんですが、ときにはこうやってイラストのほうが理解しやすかったりします。本ならではの良さですよね。
こういうリアルな情報(豆知識?)が面白い!
凄いことが書いてありますよねw これなんですよ、深沢さんの真骨頂は!
だからリズム良くこの本を読み進めることができるんです。薪の知識がアタマに定着するんです!
管理人は将来薪屋さんをしたいと思っているのですがこういうことだけはしないでおこうとおもいます。スキマを空けるのはあくまでも薪を乾かす場合であって売るときにこれをやっちゃあいけません。
「スキマを空けろよ!」ということを言うために「『薪炭商』の取引上の旨味は」なんてうまい導入ですよね。ドキッとしますね。
ヘタなムック本を買うならこれを読め!
薪ストーブにまつわるさまざまなムック本が発売されていますが、うん、やっぱりこれを読んどかないとはじまらないと思いますよ。
薪について、乾燥など科学的な側面からの見地もちりばめられていますし、何よりも薪の楽しみ方についてもキャンプファイヤーなどいろいろと紹介されています。薪能にも触れておられます。
そういう意味では、薪ストーブを購入した1年生の読み物として最適なんじゃないかと思います。5年生くらいになってくると『薪ストーブ自我』が完成してしまって他人の見地なんてどうでも良くなってしまうでしょう笑!?
アナタもこんなブログ記事なんて読んでないで「マトモ」な深沢さんの『薪割り礼讃』をぜひとも手にとって読んでみることをオススメしますよ。
薪についていろいろと見聞が広まること間違いなしです!
それでは以上です!