与謝野町に住んでいながら与謝野町のことって案外知らないものですね。
今回は素敵な薪ストーブご夫婦に出会いました!という記事です!
薪割りは薪割り機で
管理人もエンジン薪割り機ユーザーです。
それを正当化するわけではありませんが、今日であったご夫婦も薪割り機ユーザーだったのでシンパシーを感じました。
ご夫婦いわく、「いただく原木はだいたいが節のある部分。節の無いところはチップになったり用材になったりするからタダではいただけへんのよね。斧じゃ歯が立たないからずいぶん前に農協から薪割り機を買ったンよ」とのこと。
まさしくそのとおりでして、だいたいタダより高いものはありません。
何も皮肉を言ってるわけでもありません。
あげるほうは「善かれ」という気持ちをもって節のある部分を薪ストーブユーザーにわけようとしているんですね。
ただ、いただくほうからしたら「節の部分を割るのなんて無理!」ってのも正直なところ。
双方がウィンウィンの関係になるためにはある程度の投資も必要だったりします。
薪は乾燥が大切だから小割りで
このご夫婦、薪ストーブを屋内で使用するのではなく、車庫でご近所さんたちと団欒するために使用されています。
冒頭の写真にはうつっていませんが、焼酎の空き瓶があるところからすると相当楽しんでおられる様子がうかがえましたよ。素敵です。
で、その薪ストーブ。
大型の鉄板ストーブだから、いわゆる多少濡れた薪でも”ゴイゴイ”焚けるようにも思えました。しかしながら、ご夫婦は口を揃えて「薪は乾燥させなあかん。濡れとったら煙ばっかり出るし、臭いしええことない。何より暖かくない。」なんておっしゃる。
まるで薪ストーブの教科書にでも載っているようなお言葉をサラッとクチに去れるもんだから内心嬉しくて嬉しくてしかたがなかった!
管理人が同じセリフを言っても伝わらないでしょうが、あのご夫婦のお言葉ならたいがいの頑○な薪ストーブユーザーも素直に腑に落ちてくれるでしょう。
爪の垢を煎じて飲ませたい薪ストーブユーザーって周りにいませんか?あ、管理人のことか!?
「今から割った薪はすべて来年用なんだ」というお言葉が素晴らしい
見てくださいよこのキレイな小割り。この棚はすべて桧を割られたものです。
薪割り機らしいササクレが見てとれると思います。というか、ここまで小割りにできるのってやっぱり薪割り機のメリットだと思うんですよね。
斧ですと、節があったらここまで細かくやりにくいですもの。
で、ご主人のお言葉。
「ここまで細かく割っても、そうだな、今年の春、肌寒い日にやっと焚けるくらいだろうで。こんだけ濡れとったらまったくまだまだあかんわ。ま、来年の冬用だろ。」
って完璧。
私が完璧だなんて生意気ですが、内心思っていたこととズバリ同じことをおっしゃったもんですからこれまた嬉しかったんです。
ご夫婦はおよそ七十台半ばくらいの方たちでした。農業をされているので冷えた身体を暖めるために若い頃から薪割りをされてきたようです。
火とともに長年生活している方だけあり、”正しい薪の知識”を経験的に会得されているんだろうなと感じます。
いや、このご夫婦が素直な方たちだからこそ、かもしれません。
良い一日をすごせた気がします!
それでは以上です!