薪ストーブユーザーなら一度は「自分で伐採してみたい!」と思うはず。
今回は自分で薪用原木を伐採してみた管理人がどのような作業で「キツイ」と感じたかを紹介したいと思います。
草刈り作業がキツイ!
管理人が伐採を許可された山は川の向こう側。
川を渡るためには手前の草を刈って奥の川が狭くなっているところまで道を作らなければなりません。
ただの草ならいいのですが、もうちょっと奥側は笹が茂っていました。
硬く育った笹を刈るのはほんとうに大変な作業です。
激安チップソーじゃまったく歯が立たないことはわかってますので、この笹刈刃をもっていきましたが正解です。
5センチほどの灌木も多く見受けられましたが笹刈刃なら灌木も怖くない!
刃に”アサリ”をつければ少々の木なら切ることができるのが笹刈刃なんですね。
チップソーだけでは1日かかっても作業が終わってたかどうか…
そんなこんなで4時間ほどかけて奥まで道をつけることができました。
時期は五月といえど汗だく。
刈った笹が邪魔なためレーキで片付けなどもしたので余計に時間がかかってしまいました。
こりゃシンドい!
枝払い&枝かたづけ作業がキツイ!
大きな木を切るためには周りにある小さな木を伐採しなければなりません。
懸木(かかりぎ)になったりしたら大変ですし、なりよりも危険!
ということで川を渡す形で倒したりしつつ…
枝払い&枝の運搬に精を出します。
草刈りをして道を開けて気づいたのですが、道の左(川の反対側)は国有地。
国有地に枝を放置するわけにはいかないので山に引きづり込んで片付けします。
途中から川を迂回するのがめんどくさくなり、川向こうにポンポン放り投げました。
放り投げたはいいものの、やっぱりめちゃくちゃにしたままじゃあれなので、木をストッパーがわりにして積み上げておきました。
初日は小木を5本ほど切りました。
ここまでで力尽きましたね。
キツかった!
幹の運搬がキツイ!
2日目はいよいよ3〜40センチ級のナラを伐採します。
1日目の作業はこのナラを切るための段取りでした。
上の方で何股にも分かれている木を倒すにはそれなりのスペースが必要だからです。
伐採直後の写真はありませんが、枝を処理して幹を玉切りしたところから写真を撮っています。
めちゃくちゃでしょう!w
大きい玉は100キロはゆうに超えています。太いところで50センチはある玉。
これをどうやって川の上にあげるんだ!?
おいおい俺!だいじょうぶなんかー!?
なんて一人で叫びながら作業してました。
地面に添わせながらゆっくりゆっくり川より救い出しましたが時間がかかるかかる。
救い出せる原木の量と反比例?しつつ時間が素早く流れていきました。
にしてもこんな玉どうやって救い出したんだろ?
思い出せませんw
2日目はこのナラ一本処理して時間切れです。
汗をかいて手に入れた原木。
まるで子供たちのように見えた記憶があります。
で、実はここからが本番なんです。
軽トラまでどうやって運ぶんだ?
ってこと。
私は無精?なので運搬車を使いました。
写真の運搬車はこの現場でご臨終されましたしたが、その便利さから離れられない私はすぐに新車を購入しました。
運搬車無くして薪山崎の薪集めは語れませんね。
というか、山に入って伐採することすら考えられなくなってしまいます。
それくらい原木を運ぶことって重労働なんです。
こんなの10メートルも運びたくない!
(以前の林業会社で薪が欲しい人のために下ろせってことになって皆でしんどすぎてストライキwしたことがあります)
切り捨て間伐なら現場に原木を置いていきます。無駄に細かく玉切りすることもありません。
また、林業の伐採搬出作業ならもっと機械を使います。
ユンボや林内作業車で搬出します。(それでもめちゃくちゃしんどいけれど)
ですが、いち素人薪ストーブユーザーが山から原木を出してくるのって本当にキツイことだったんです!
軽トラの近くに薪割り機をもってきて薪割りしましたが、自分で伐採した原木を薪にした時の喜びっちゃあそりゃあもうたまりませんでした!
めっちゃキツかったけれども!
伐採作業は怖いけど…?
伐採は危険です。
ハッキリ言って、伐採ほど知識や経験が物を言う世界もないでしょう。
伐採がうまいかどうかということより、自分や周囲の命を守るという意味で知識と経験が必須という意味ですね。
それくらい危ない。
けど、ね、べつに伐採がキツイわけではないんです。
みなさんはもう気づかれていると思います。
そうなんです。
伐採に付随する作業がとにかくキツイ!んですね。
まとめ
薪ストーブの薪を安く手に入れようと思うと真っ先に思いつくのが「自分で伐採」ですが、伐採自体よりもむしろ運搬などその付随作業がキツイんだ!っていうことを改めて実感できました。
以前こんな記事を書きましたが、その時の私自身に言ってやりたいです。
”お前、正解言ってるよ”
と。
それでは以上です!