薪ストーブユーザーは機会損失をなくせ!薪代を安く上げたいなら薪割り機は必須だと思う

薪ストーブユーザーは機会損失をなくせ!薪代を安く上げたいなら薪割り機は必須だと思う

薪ストーブを導入しようとしている人に向けて言いたいことがあるんです!

結論!薪割り機なら機会損失ナシ!

薪割り機を持ってたら太い原木や太股部分、節の多い木や10センチ以下の枝でも何の問題もなく薪に仕上げることができますよ。というのが結論。

薪を作ってる方ならわかると思うんですが、斧での薪割りって”素直な原木”じゃないととたんにキツくなってくるんですよね。キツくなるくらいならいい。まったくもって割ることができない木って必ず出会うんですよ。

斜めに曲がった木を斜めにチェンソーでカットされたもの。

せっかくの極上クヌギでもたったこれだけの理由で一気に斧での薪割りが難しくなるんですね。

薪割り機を持っていればそんなの関係なくバッタバッタと薪に仕上げることが可能ですし、これらの不安も一発解決なんですが…

それがどういうことなんかってことを以下から紹介していきたいと思いますね!

 

薪ストーブが欲しい方や薪ストーブ初心者の方なら必ず不安に思うのが”薪の調達”ですよね。

筆者もそうでした。

薪ストーブを導入するまでに原木の購入先などを調べてはいたものの、実際に運用していくとなると思うようには行かないこともあるんです。

筆者の住む地域は京都府の与謝野町というところ。

めっちゃカントリーサイドなんで薪用の原木なんて簡単に手に入れることができそうですが、2019年にはそれも難しくなったんですね。

原因は林業作業者の高齢化と減少のようです。とにかく”山から木が降りてこなくなった”のだそう。

そんな中、林業以外の業界では木の処分に困っているところがあります。

土木業界なんかは木の処分費に悩まされているところも多いようで…

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知り合いの業者さんから連絡がありました。

上記写真の原木を「少しでもいいから、全部でなくてもいいからチェンソーで切って持って帰ってくれへんか?他に薪ストーブ使ってる人にも聞いたけど、節は多いし太いしで斧で割れないからいらんって言われたんよ」

との事。

加えて、「薪割り機を持ってるお前ならとおもって連絡してみたんだ!」

ということでしたよ。

これはつまり、2トンくらいの原木を独り占めできるってことなんですね。

これってすごいことでしょう?

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綺麗さっぱり持ちかえった後日談なんですが、なんと筆者の薪割り場に葉っぱを除いた木を運んできてくれました。

「この前処理してくれたからそのお礼に」ってさらに1トンくらいの原木を届けてくれました。

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薪割り機の右側に枝と2メートル程度の原木が積んであるのがみていただけると思いますが、それが”頂き物の原木”。

最高ですよね。

薪割り機を持っていれば人に感謝されることがあるんだ!なんて大げさなことを思ってしまうくらいに薪割り機って有用なんですね。

あ、この現場写真に写っている原木はすべて頂き物です。

薪割り機の奥にあるのはそう、最初の写真に写っている太股原木たち。

薪割り機があることで、2〜3トンの原木がタダで手に入る。

こんな素晴らしい機会を失うなんて考えられません。

枝もなんのその

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左側10センチ程度の枝はもちろん半割りにしますが、

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それよりも小さい4〜5センチくらいの枝も素早く半割りにできるのが薪割り機。

薪割り機ってどうしてもそのパワーに注目がいきがちです。

太い原木や、股の部分、節の多いものなどが処理できるのはよく知られたところなんですが、実は”こまい枝が安全に処理できる”ってところにも注目すべきなんです。

このような”こまい枝”って半割りにするのがめんどくさくて丸物のまま乾燥させている人も多いはず。

私もある程度は枝のまま薪棚におさめたりもしますが…

まったくもって乾燥しません!

2017年に記事にしましたが、この時は未乾燥の薪を使ったことを”失敗”だと思っていましたが今ならわかります。

「枝は乾かねぇぜ!」ってこと。

なんで乾かないかって、そりゃそうでしょ。

樹皮が乾燥から身を守っているわけだからなんですね。

だから薪割りをする。

枝もしかり。乾燥してもらうためには中身を露出させないといけないんですね。

そんな時、薪割り機があれば一発解決。

枝ならパワーも必要ないのでバッサバッサ処理することができます。

もちろん手斧で半割りするのも楽しいですが、節のある枝やある程度たくさんの枝を処理したりするには薪割り機が一番。

また、人から枝をわけてもらったとしても薪割り機があれば「笑顔」で頂戴することができますよ!

筆者の薪割り機

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筆者のは13トンのプラウさんのPH-GS13PRO-GXというモデルですが、今ではもっと高性能の15トンでパーツも日本の規格にあった製品、PH-GS15PRO-GXも販売されています。

この薪割り機一台でふっとい太股の原木から4センチ程度の枝までバリバリ処理できます。

この薪割り機を購入した理由は

  1. そこそこ”ホンモノ”である
  2. 性能は十分
  3. プラウさんに頼めば全てのパーツが手に入る(実際に店舗に行って確かめました)
  4. 歯が動かないモデルである

ということ。

1番〜3番については、いわゆるアジアン製の格安製品から海外製の高価なものまでいろいろとあるんですが、プラウさんのものは製造はアジアで企画販売が日本のプラウさんが行なっているっていうもの。プラウさんが監督しているから、薪割り機自体がどんどんアップデートされているんですね。

PH-GS13PRO-GXに対してのPH-GS15PRO-GXがそういうこと。

信頼性と価格のバランスを考えたらプラウの薪割り機以外は考えられなかったということ。

で、4番の理由が大切。

歯に向かって木を押すっていうこと。

薪割り機を購入するにあたり、これだけは譲れなかったですね。

木は歯に食い込むわけだから、完全に割り切れなかった時などは歯から木を外さないといけないわけです。

そんな時、気が付いたまま歯を縮めてしまって本体を破損したり、木を外す際にシリンダーを痛めたりってことが考えられるんですね。手斧で叩いたりして外しますからね。

これは私の勘違いかもしれませんが、縦型モデルならまだしも、GS13PROのような横型モデルでは歯に向かってシリンダーでプッシュするモデルがいいと思います。

まとめ

薪ストーブ歴4シーズン目を迎える筆者は切に思います。

薪割り機は絶対に必要だ!と。

薪割り機を所有することで一時的にお金こそかかりますがその分斧割りでは大変そうな原木でも涼しい顔して「あ、もらいますよ!」って答えることができるようになります。

原木を購入するときでも「節のない部分を持ってきて」なんてトンチンカンでめんどくさいことを言い出すこともなくなります。原木業者に面倒な客だと思われた時点で終わりですからね。

自分で原木を伐採するとしても「これ斧で割りにくいだろうなぁ」なんて考えることがなくなります。

まさにいいことずくめ!

みなさんも薪ストーブ生活を続けるために、まずは薪割り機の購入を検討してみてはいかがでしょうか?

それでは以上です!

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