昨日9日は成人の日で休日のため、近所のお兄さんと午後からウッドガスストーブ作りをしました。正確には、『ウッドガスストーブ作りを横で見ていた』のですが、写真を多めにお伝えできたらと思いますよ。
ウッドガスストーブってなんだろう?
『二重構造をもったストーブ』と言えばいいでしょうか?内と外の二重の炉をもっているんですね。
内側の炉は、燃料(多くの場合は木材)を入れ上から着火し一次燃焼させるのが目的です。
外側の炉は、一次燃焼した炎に二次燃焼させるための空気を送るのが目的です。
ここで大切なのが、『二重構造であること』なんですよね。二重構造のおかげで二次燃焼用の空気は高温となり、一次燃焼の炎を冷ますことなく勢いと効率を高める事が出来るんですよ。我ながらうまく説明できたような気がしますよ!
ストーブにとって効率が良い=『完全燃焼』なんですよね。完全燃焼だと余計な燃焼ガスが発生しないため煙が出ないんです。逆を言えば、乾燥した薪を使っていたとしても煙がモクモク出ているならばそれは『不完全燃焼』ってことですよね。
言葉で説明するのもアレなんで、下記のサイトを見ていただきたいと思います。
outi-kotokoto.chreerfulock.com
分かりやすいようにまとめられています。素晴らしいですね。
近所のお兄さんはこのサイトにある模式図を見ながらサクサク作成されてました。時間にしておよそ30分くらいでしょうか?お兄さんの手際の良さもありますが、ご本人の感想として『簡単だったで!』とのことです。
必要な材料、工具など
かっこいいですよねぇ。インパクトドライバって実はこの『段付きドリル』が一番にあうんじゃないかって思えてきましたよ。
で、材料ですが、近所のお兄さんはホームセンターで下記の品を買ってこられました。
内側の炉として、
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空缶【丸1L】直径11cm/高さ13cm/ブリキ製 塗料の小分けに便利な空き缶 価格:226円 |
外側の炉として、
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空缶【丸3L】直径15.5cm/高さ17cm/ブリキ製 塗料の小分けに便利な空き缶 価格:388円 |
内側と外側の炉である缶を加工して、外側の缶に内側の缶をスポッ!と挿入したら出来上がりのようです。
必要な作業は、
- 空気を通すためにドリルでの穴開け
- 缶を挿入するために金ハサミでの加工
でした。道具が揃っていることもあり、はたで見ていてもわりと簡単に作業されていましたよ。
でその道具が問題なんですよね。下記道具は『あったら作業が楽なもの』くらいに見てください。
- インパクトドライバ
- 段付きドリル
- 金切りハサミ
この3種類ですね。インパクトは高価ですし、段付きドリルも『仕事用』のものは一つで¥12,000程度はしますね。手動工具ならもっとお安く手に入ると思います。
炎の様子は?
焚きつけ直後の様子です。後ろにある時計型ストーブから火種を拝借してきます。乾燥した杉材の小割りを缶の中にギッチギチに詰めてあるんですよ。で、その上に火種を投入して3〜5分くらいたったころでしょうか、煙をあげながら大きく炎が立ってきました。
焚きつけ直後とはいえ、外側の缶から大量に空気を供給されているため炎が大きいですよね。ただ缶に木材を入れて火をつけたのとは大違いです。
ちょっとわかりにくいかもですが、先ほどの写真よりも炎の立ち上がりが強く、まるでガストーチのように吹き上げている様子がわかるでしょうか?
ここまでくるとだいぶ燃焼も安定してきたようで、煙が大幅に少なくなってきましたよ。
小さいのに出力がすごい!ってのがウッドガスストーブの第一印象ですね。
おわりに
今回は私主導ではなく、『近所のお兄さん』のお誘いによってウッドガスストーブ作成を垣間見られました。はい、私全く作業せずに時計型ストーブに薪をくべていましたよw
今回のウッドガスストーブで大人数が暖をとることはできませんが、1〜3人が手あぶりとして使ったり五徳を用意してコーヒーを沸かしてみたりと非常に便利なモノであるってことはわかりましたね。
語弊を恐れずに言うならば『男のギア』感がビンビンに伝わってきませんか?ワクワクしませんか?
またこのウッドガスストーブ、大きくも小さくも作れますので、今回の大きさくらいだと一年中どこかしらで役に立ってくれるんじゃないかって思いましたよ。
ウッドガスストーブ、わたしも近々作ってみますね!
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