おっとろしゃー!!!
「おっとろしゃあ」とは?
与謝野町で年配の方が好んでつかう驚嘆語です。
意味としては、「うわぁ!」くらいのもんでしょうか?
用法
孫「おばあちゃん全教科100点だったでー!」
おばあちゃん「おっとろしゃー!すごいなー!」
てな具合です。
由来
古語の「おそろし」からきています。
この場合、②の「なみなみでない。驚嘆すべきだ。」という意味で使われていますね。
この「おそろし」に詠嘆の「や」がついたものが「おそろしや」。
さらに年代を経、与謝野町でのなまりや音便が入り交じって「おっとろしゃー!」となったように聞きます。
確認済み地域
与謝野町、京丹後市ではバッチリ使われています
また、豊岡市のうち、山本と但東、出石と日高の人とお話しした結果「おっとろしゃあ」語圏だということがわかりました。
「おっとろしゃあ」語圏ならこの言葉もある?
- 「ぎょうさんげーに」→訳「おおげさに」
- 「ねしくる」→訳「なすりつける。すりつける。ぬりつける」
- 「しんきい」→訳「辛い。辛気臭い」
- 「えだっちゃ」→訳「嫌だ」
「おっとろしゃあ語圏人」で、都会の片隅でこのブログを読んでいる人はサブイボがでるくらい恥ずかしい?思いをしているか懐かしむかのどちらかでしょう。
都会に出た「おっとろしゃあ語圏人」
そうなんですね。
京都府北部や兵庫県北部には都会の人前でぶっちゃけるには恥ずかしい?方言があるんですよね。
なんだって知名度がない分、「おっとろしゃー!」なんて言ったら「?」ですもの。
こりゃ発言できない。
管理人も西宮と東京都世田谷区に住んだ経験がありますが「おっとろしゃあ」なんて言ったことはありませんからキモチはわかります。
が、おじいちゃんやおばあちゃん、ひいては両親を思いだす良い言葉だと思いませんか?
昔の生活がパアッと浮かぶようではありませんか!
田舎に住む「おっとろしゃあ語圏人」も都会に住むアナタも明日は驚くべきことがあったら心の中でこう唱えませんか?
「おっとろしゃー!」
それでは以上です!