管理人は2019年製作分のものから自分で伐採し薪を賄わなければならなくなりました。伐採時に使用したモノ、今後必要だと思われるモノをあげたいとおもいます。備忘録。
注意事項
まずみなさんにお伝えしたいことがあります。
それは、”伐採は非常に危険である”ということです。
命をなくしてしまう確率が非常に高い行為であることを認識してください。
また、今回紹介する道具を使えば「誰でも伐採できるようになるわけではない」こともご理解いただきますようよろしくお願いします。
管理人はチェンソーの特別教育を受けたのち、一年間ほど林業会社にお世話になりましたが、急斜面に生えた大径木など難しい条件のものについては全く歯が立ちませんし、手を出そうとも思いません。
それくらい木の伐採は危険であり、様々な知識や経験が伴ってはじめて行える行為だということをお伝えしておきますね。
それでは道具紹介します。細く行きます。
身体の防護
チェンソーパンツ
チェンソーパンツやチェンソーチャップスを装備することは必須です。
林業の現場以外でもチェンソーを使用する場合は義務化されますし、何より私のような薪ストーブユーザーには絶対必要なものなんですね。
チェンソーで太股を切ったら大量出血のうえ血圧があっという間に低下し自力で歩行することなど不可能です。
身体を切らないテクニックうんぬんの前にまず防護服ですね。ベテランさんでもどんどん太股を切って怪我されたり亡くなられたりしています。
ヘルメット
伐採時にはチェンソーを様々な角度に構えなければなりません。切り口の水平などをきちんと確かめつつ切り入れていくためにもチェンソー屑から目を保護してくれるバイザー付きが必須です。
手袋
手袋もまとめ買いしましょう。
スパイク付き安全靴
つま先に鉄心の入った安全靴を履くことはもちろん当然ですが、スパイクが売ってあるものが必要なことに注意してください。
山の中ではスパイク付きじゃないと話になりません。
この靴は一年間お世話になった林業会社で使用されていたものです。
この靴は伐採時のみならず刈払機(草刈り機)を使用する際にも有用です。
草刈り道具
防護用品も揃えたし、さあ伐採だ!なんてことにはなりません。
山に入るには草を刈らないといけないことの方が多いです。
管理人が使用するのは新ダイワの森林用機種(青いカラーが森林用の証!)ですが、以前お世話になった会社で使っていたからというのが購入理由です。
26ccクラスで255mmの刈り刃が使用できるものであればいいと思います。
伐採道具
下草刈りが終わればいよいよ伐採ですね。
チェンソー
管理人が使用するのはスチール社のMS201C-Mという機種です。森林用のプロ機です。
35ccクラスでは出力、重量共にトップクラスの製品なんじゃないでしょうか?
伐採というイメージからはすこし小さい機種選択のような気もしますが、「この機種でまかなえない木は切らない」と決めています。50センチクラスの木であれば十分対応できます。
みなさんが選ばれるチェンソーについては、いずれにしても”プロ用”をお求めになるのがいちばんの近道&結果的に安上がりなんじゃないかとおもいます。
プロ用の機種は高耐久ですし、壊れても交換できる部品が多く、そのために長く使えるんですね。
メーカーについてはスチール、ハスクバーナ、ゼノア、新ダイワ、共立から選ぶことをお勧めします。
購入先はホームセンターではなく、必ずご近所の機械屋さんを通して購入してください。良いお付き合いができると思います。
替えチェン
チェンソー購入時についてくるチェン1本じゃ到底足りません。
他に2、3本は用意してください。
チェンは石や砂、土に当たると簡単にやられてしまいます。
目立てを頻繁にすることはもちろん重要ですが、時間がない時などは思い切ってチェンを交換することをお勧めします。
チェンソー購入店に頼めばすぐ手に入ります。
目立て用工具
目立て用工具は必須です。
このような製品を手に入れ、頻繁に目立てしましょう。
切れないチェンソーはただのエンジンの塊です。エンジンを焼きつかせてしまいます。
伐採補助道具
補助道具ってチェンソーと同等に重要なものです。必ず揃える必要がありますね。
クサビ
クサビは最低2本は必要です。
クサビを使用して伐採する時なんかも必ず2本は入れるようにしなければならない決まりがあります。
大2本、中2本、小2本以上を揃えることが理想でしょうね。
管理人は大3本、中2本、小2本を持っています。
ハンマー
上記ブログを読み「ああ、なるほどな」となって以来ショックレスハンマーを購入し使用しております。
上記ブログさんでは60mmのものをオススメされていますが、私は50mmヘッドを使用。確かに60mmだと使用範囲が広がっていいなーなんて今更ながら感じています。
ヨキ
伝統的な手斧でも良いのですが、ハンマーとの二刀流であればシルキーブランドのこんなヨキなんかもオススメです。
シルキーのヨキではクサビを打ち込めませんが、ハンマーと二刀流することでその問題は解決。
ヨキとしての機能はシルキーのほうが上でしょう。
蔓(つる)も怖くない!
腰袋など
せっかく用意したクサビやハンマーも山の中ではお荷物。
腰袋などを利用して運搬しましょう。
薪の運搬
軽トラ
思うに、軽トラ無しで薪集めすることは考えられません。
クレーン付きの2トントラックなんてものがあればなお素晴らしいと思います。
”トラック”と名のつくものを手に入れると世界が変わります。
運搬車
2015年から薪ストーブをはじめましたが、原木を伐採するにあたって2019年に新車購入したのがこの運搬車。
これがあるのとないのとではまさに天国と地獄!
今後必要なモノ
ワイヤーウインチ(チルホール)
管理人は既に購入しましたが、ワイヤーウインチの重要性については以前の林業会社で嫌という程教わりました。
ウインチを用意し引くことはめっちゃしんどいことなんですが、安全に伐採できることを考えれば積極的に使わない手はないです。
上記リンク製品の他に1600kgのものもあるのですが、あえて800kgのものを選びました。
林業会社で経験したのですが、1600kgを使わないといけないような偏心木や大木には手を出さない!という意味で800kgにしました。
伐採する木にワイヤーを取り付ける際はなるべく高い位置につけなければいけません。
ウインチを買ったからといって安易に低い位置に取り付けると二進も三進もいかない状況が出来上がってしまいますので注意です。
必ずはしごを利用して重心もしくは高い位置にワイヤーを取り付けなければいけません!
ヤーディングブロック
ウインチは直引きしてはいけません。
伐採する木が直接こちらに向かって倒れてくるからです。
そこで、このブロックを使用して伐採方向を変えるんですね。
素晴らしくわかりやすい絵が描けたのでここに紹介しておきます。
ウインチ固定用orブロック固定用スリングベルト
ウインチやブロックを木に取り付ける際に使用するベルトスリングです。
玉掛けワイヤー
ウインチに付属のワイヤーで直接木に巻きつけることは避けましょう。
玉掛けワイヤーを使用することで本体用ワイヤーのキンクなど損傷を防ぐことができます。
キトークリップ
ウインチ本体に付属する20mワイヤーを延長するための道具です。
延長用ワイヤー
シャックル
玉掛けワイヤーを木に巻く際使用するシャックルです。
はしご
管理人は上記”シャックル”までは購入しているのですが、はしごと安全帯はまだ購入していません。
よって、ウインチがまだ使用できない状態なんですね。
先ほども書きましたが、中途半端な位置にワイヤーを取り付けてしまうと木は倒れないしウインチは外せないしっていうどうしようもない状況が出来上がってしまいます。
はしごをつかって高い位置にワイヤーをとりつけ、ウインチを使用することが安全確実な伐採につながるんです。
はしご登る時用の安全帯
上記で紹介した6mはしごですが、
人がてっぱんまで登ると目線の高さは7〜8mくらいになります。
平気な人は平気でしょうが、管理人には地獄のような高さw
安全帯は必ず使用しなければいけません。
あ、山の中は言わずもがな斜面です。
木も偏心している場合が多いですし、体感的な高さ&不安定さ加減はみなさんの想像を軽く上回ると思ってもらって良いかと思います。
安全帯なしでは危険です。
とりあえず以上です
思いつくままに書き留めましたが、まだまだ不十分ですので今後追記していきたいと思います。
それでは以上です!
{こちらも読んでください!}