薪の値段は高い?安い?
みなさんも薪の値段について色々と考えてみたことがあるでしょう。今回は私の例をあげつつ、薪のコストについてまとめてみたいとおもいます。
薪屋さんの価格
薪の値段を考えてみるにあたり、まずは”ナラ薪”のキロあたりの価格を見てみることにしました。
また、その薪屋さんで一番安くなる購入の仕方(パレット販売などある程度まとまって購入する方法)でのお値段を見ます。
さらに、”消費税込み”の値段とし、送料は考えないことにします。
それではいきましょう。
びわこ薪の薪屋さん
インターネットで「薪屋」と検索したら出てくるのが下記の薪屋さん。
”びわこ薪の薪屋”さんですね。
こちらの料金表を見てみますと、
パレットでのお値段が34,000円(税抜き)とありますので、実際は36,722円(税込み)です。
パレットには約600kg含まれているとのこと。
キロあたり61.2円となりました。
堅木屋さん
管理人の住む与謝野町から一番近い薪屋さんが舞鶴市の堅木屋(かたぎや)さんです。
こちらの料金を見てみますと、
約450kgで31,000(税込み)とのことですので、キロあたり約69円となります。
薪のお店 木raraさん
福井県の薪屋さんです。
アロー便での荷姿で28,800円(税込み)です。
1束約6〜7kgのたばが60束入りですので、6.5kg×60=390kgとして計算しますと、キロあたり約74円となりました。
およそ68円/kg前後が相場か?
以上3社の価格を平均してみますと約68円/kgとなりました。
ほかにもいろいろな薪屋さんを見てみましたが、パレット自社配達便やアロー便で大量に販売されている業者さんの価格はだいたいこのあたりに落ち着きます。
もちろん、この価格に+送料となります。
15kg単位のダンボールケース買いをする場合はキロあたり80円以上になりますし、送料を含めますともっと高価になりますね。
チップ屋さんから原木を買う場合
2018年3月。管理人は近所のチップ屋さんから薪用の原木を購入しました。
記事を見ますと、2トン購入して2〜3万円としています。
あれ?わかりづらいw
実際には12,000円/トンで購入したので、キロあたりは12円でした。
薪を購入することを考えればはるかに安い金額ですよね。
しかしながら、運ぶのはじぶんです。
管理人は軽トラを持っていますのでチップ屋さんから何往復もして原木を運びました。
チップ屋さんに置いてある原木は4m材が主流ですので軽トラに乗るように自分で切らないといけません。
チップ屋さんでチェンソーをふるい、軽トラに乗せ、計量してもらって現金を払い、家に帰って庭におろします。
だいたいおろし終えるまでに午前中いっぱいはかかりましたよ。
アナタの作業料金
薪割りの作業工程
管理人のようにチップ屋さんで薪原木を購入した場合、下記のような作業工程となります。
- 原木を購入して運び入れる
- 薪を割る
- 8〜10ヶ月程度乾燥させる
原木を自分で用意する場合はさらに
- 原木を伐採する
- 山から下ろしてくる
作業が必要になります。
実際問題として、原木を伐採して山から下ろしてくることは素人にはかなり危険で大変な作業です。
できたとしても、そのコストはかなり高いものになるでしょう。
と、ここまでで何が言いたいのかといいますと、キロあたり68円のコストが高いか安いか?ということなんですね。
薪割りにかかる時間
チップ屋さんから原木を購入する場合でもざっくり下記のような時間がかかるんですね。
- 原木を購入して運び入れる(半日〜1日+めっちゃしんどい)
- 薪を割る(斧なら10日間程度。薪割り機でも3〜4日程度)
- 8〜10ヶ月程度乾燥させる
アナタの一日あたりのお給料はいくらですか?という話をしたいわけではありませんが、 2トンの薪を割って整理するのには時間がかかるんです。
- 最低の3.5日を費やした場合
- 3.5日×10,000円=35,000円→A
- 原木料金=24,000円→B
- A+B=59,000円
- 59,000÷2000=約30円
- 10日間かかった場合
- 10日×10,000円=100,000円→A
- 原木料金=24,000円→B
- A+B=124,000円
- 124,000÷2000=約62円
ってアレレ???
時間をかければかけるほど市販の薪の値段に近づいていく!!!
しかもですよ、3.5日間で終わらすには管理人のように軽トラとエンジン薪割り機が必要です。
もう計算したくもありませんが、管理人は軽トラに100万円程度、薪割り機に20万円程度を費やしています…
結局のところ、薪屋さんの薪は安い
って、自分で薪を割ることと比較すれば安いに決まっています!
みなさんもコストのことを考えるのであればどんどん薪屋さんから薪を購入しましょう!w
何と比べると高い?
- 電気
- ガス
- 灯油
など、大量生産され、かつ輸送手段が確立されている燃料と比較すると高いです。
ですので管理人は「寒いけど忙しい朝は石油ファンヒーターorエアコン」を積極的に利用しています。
さてみなさんいかがでしたでしょうか?
ヘタに自分で薪を用意するくらいなら薪屋さんで購入したほうが良い?とまでは言いませんが、薪屋さんの薪の価格にはそれなりの理由があるということがわかっていただけたかとおもいますよ。
それでは以上です!
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