今日は2時間かけてチェンソーの目立てを行いました。刃が二つ、大きくメッキの部分が欠けたので、他の刃全てを同じ長さに揃えたためこれだけ時間がかかったんです。
結果やすりの寿命が来ましたので交換してみました。
やすりの寿命
古いやすりの写真です。
切粉を掃除していないっていうのもあるでしょうが、見るからにチビっているのがわかりますよね。先っちょのほうがところどころ光っているのもわかっていただけるでしょうか?やすりの山がすり減って平になったため光を反射しているのです。
6ミリほどのチェンソー刃を4ミリちょいまですべての刃について砥ぎあげてましたのでやすりがチビっても仕方ありませんよね。
『削る』って仕事はまだまだ出来るんですが、チェンソーの刃を『砥ぐ』ことについては難しくなってきました。どれだけやすりがけしても『ガリガリ』と音を立てるだけなんです。
普通は、といいますか、新しいやすりを使っていますと砥ぎ始めはガリガリ音がしますが、刃が砥げてくるとスムーズな音と手応えになってくるんですよ。
比較のために新品のやすりを見ていただきます。
綺麗ですよね。
いらない光の反射もありません。やすりの刃にしっかりと山が付いているために変に光を反射しないんですよね。
やすり交換を写真付きで
まずは新品の丸棒やすりを用意します。インターネットでも気軽に購入いただけますよ。
通常はやすりハンドルからやすりを取り外すにはそのままペンチなどで引っこ抜けばいいんですが、今回固くて取れそうにありませんでした。ので、この金物から取り外してみることにしました。テコの原理を利用して取り外しましょう。
取り外せましたね。
同じようにテコの原理を利用しつつペンチでやすり本体を取り外します。金物を取り外したおかげでスムーズに取り外すことができましたよ。
すべてバラバラになりました。
元に戻す作業なんですが、まずやすりをハンドルに差し込みます。何か硬いものにやすりを当てながらグッと押しこむとやすりが入っていきますよ。差し込みが浅い時などはハンドル側をゴムハンマーなどで叩くとかんたんに入ってくれると思います。
で、最初に取り外したこの金物がクセモノでして、上の写真のようになかなか億まで入っていかないんですよね。やすりが邪魔してハンマーもつかえませんしね。
なんとか入ってくれましたが、ペンチでガシガシ叩いたために金物が傷だらけになってしまいました。使うには全く問題ありませんがよく手にペンチをぶつけなかったなって思いますね。
バイス(万力)でハンドルを固定しつつ、マイナスドライバーなどをハンマーで叩きつつすれば安全に入れることができたのかもしれませんね。
やすりは頻繁に交換すべき
だと思います。
今回はチェンソーのすべての刃を2ミリ程度砥ぎました。通常整備ではありえない量を研いだわけです。通常なら使用後に一つの刃につき3回こする程度ですが、今回は30〜40回はやすりましたよ。2ミリ砥ぐのってホント大変でした。
古いやすりで全ての刃を短くした後、念のため新しくしたやすりで2〜3回砥いだんですが、やっぱり古いやすりを使っていたせいか1こすり目では『ガリッ』という感触がありました。もう一度砥ぐとすぐスムーズな感触になりましたので終了しました。
実は昨日のチェンソー講習会で、私のチェンソーは全く切れませんでした。
チェンソーの刃って当たり前ですが何個もついてますよね?その内の2本がボロボロになっていたために切れなかったんです。全体の1割にも満たない数がダメになったせいでも全体に影響があるんですね。昨日先生に教えてもらって初めて知ったんです。恥ずかしかったですねぇ。
今回頑張ってチェンソーの刃も砥げましたし、来週の講習会はバッチリ切れる刃で挑めると思います。
目立てって本当に大事なんですね。
以上です!
あ、やすりハンドルやガイドプレートも同時購入されると大変便利です。
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