*写真はフリー素材です。薪を探しに行く旅のイメージを出したかったのですが、針葉樹が少し生えているだけですね。薪集め、厳しい探求の旅になりそうです。
京都府与謝郡の11月8日夕方は雨。
そばの薪場に薪を取りにいくのが少し億劫になりますね。この写真は著作権フリー素材ですよ!良い写真ですよね。
で、今日は仕事で外まわりをしていたため、待ち合わせ時間の合間をぬって森林組合さんに行ってきました。もちろん目的は原木ですよね。
薪といえば原木。原木と言えばまず森林組合さんが一番山に近いって考えたからなんですね。
結果
で、先に結果をお伝えするんですが、購入不可とのコトです。
先に結果をお伝えした理由なんですが、私が訪問した森林組合さんのみが『今のところダメ』っていう理由があるからなんです。全ての森林組合さんでお断りなのかっていうとそれはわかりませんからね。
今後みなさんが原木を購入されるにあたって、どういう順番で仕入れ先をあたっていけばいいかのヒントになればと思います。てか私が教えて欲しいくらいw
森林組合さんにも色々事情があるなってコトが仕事柄(材木屋さん勤めなんです)わかりますので結果はある程度予測していました。けど、ま、残念ですね。
で、以下より購入不可の理由や今後について書いていこうと思います。
森林組合さんにお断りされたその理由
ガチャッと扉をあけておとずれたのは京都府北部の森林組合さん。
仕事柄作業着を着ていますのでそれほどいぶかしげに見られることもなく(?)迎え入れていただきました。オネー様が近寄ってこられましたので、こちらから挨拶をして目的を伝えます。
『仕事でなく、個人的に寄らせていただいたのですが、原木を購入させていただくことって出来ませんか?』
っていうような質問をしました。
その結論が下記の通りですね。
・基本的には個人さんにお渡しできる原木を用意していない。
→針葉樹、広葉樹を問わず、地域のバイオマス(木質燃料)施設に送るからっていうのがその理由のようです。キチンと説明していただけました。
・『薪の駅プロジェクト』っていうのがあり、以前は山から下りてきた広葉樹などを個人さんにわけていたが今は行っていない。
→上の理由と同じく、全てバイオマス施設行きになるようです。
とにかく、せっかくつくったバイオマス施設に原材料を送らずしてなんになるってことでしょうか。そういったことを丁寧に説明していただけましたね。
もう納得するしかありませんw 挨拶して退出しました。
実はこの内容、材木屋さんに勤めていますのでなんとなくはわかっていたことなんですよね。最近は木質燃料に原木が流れているため、建築資材としての材料が高くなってきています。
材木屋さんとしては痛いことなんですけども、原料の上流である山の保護っていう観点や、山に関わる人の生活を守るって言う意味でも大変意義のあることだと私は思っています。
そんな中、せいぜい軽トラでやってくるような個人さん相手にチマチマと商売なんてしてくれませんよねw 手間ばっかりかかってしまう。当然です。
みなさんももし森林組合さんでこのような説明をされた場合、納得いかないかも知れませんが納得してあげてくださいね。たとえ目の前に大量の原木があったとしても、です。
他にどんな仕入れ先がある?
ってコトですよね。
うん。挙げてみますね。
①製材所さんに行ってみる(広葉樹を挽いておられるところだとなお良し)
②地域の方に薪が欲しいと伝え情報を待つ
③土木工事業者さんや建築業者さんに相談
④原木市場さんに相談
⑤山主さんから許可をもらい伐採
⑥自分の山から伐採
番号をふってみましたが、私個人の感覚から言いますと①→⑥の順で難易度が上がるように思います。
あ、今気づいたんですけど上記以外の原木の仕入れ方って思い浮かばないですw
あらら。ぜひともみなさんからも教えていただきたいですね。
①につきましては、製材所さんってやっぱり建築材料を作っておられるところが多いので杉や桧、米松を中心として挽いておられますよね。邪魔にならない程度で掃除もある程度しますよって声をかければ気前よく木っ端を譲っていただけると思いますよ!
②はですね、私が今年の薪およそ10立米のほとんどを手に入れた方法です。でもこれってやっぱり偶然ですし、私の場合は完全なるビギナーズラックに過ぎないと思ってますw だって去年の11月には現場へもらいに行かせてもらってたのに、今年は全くそんな気配がないですからねw この方法はあくまでもサブとして行うべきだと思っています。
③の方法なんですが、ワタクシ、伐採現場を後目にしてそそくさと通りすぎたことが何回もあります。だって声をかけにくいのですもの!仕事されてる途中だし!
ですが、今後は聞くだけでも聞いてみないとなって思ってます。テイクアクション。
④の原木市場についてですが、みなさん原木ってどういう流通がなされているかご存知ですか?建築資材販売業者さんなどは必ずって言っていいほど原木市場から原木を購入されてます。個人さんがイキナリ市に参加することは難しいかも知れませんが、山主さんと薪ストーブユーザーをつなげてくれる可能性は大きいですね。
私も次はその方法を狙っています。
ちなーみに!
この原木市場さんに行けば、①の製材所さんと同様、いやそれ以上に上質な木っ端を手に入れることの出来る可能性が高いです。私の近所の市場さんなんかは千円で軽トラ詰み放題!ってことをされています。私の焚きつけのほとんどはここでまかなっていますね。助かります。
で、⑤の方法なんですが、やっぱりハードルが高いですよね。まず山主さんがどなただっていうところから始めないといけないし、交渉しなければいけないし、安全に伐採するための道具が必要になってくる。
また、⑥の方法なんですけども、まず自分が山の所有者でなければいけませんもの。なんじゃそりゃって感じですよね。でも、山を持っているってことが明らかな方で意欲があれば採り放題薪作り放題ですよね。羨ましいです。
で、どうやって薪集めしましょうか?
ですよね。
え、私もホントに悩ましい限りなんですけどもね、こうも考えるわけなんです。
『ご近所さんに声をかけて一年分だと思われる薪が手に入った。次は業者さんに声をかけてみよう!』って思うんですよね。
で、先ほども少し触れましたが、お次は原木市場さんに行って相談してみようと思っています。私はちょっとだけ原木の相場がわかるんですが、それより少し高く買いますよ〜って言ってみます。
みなさんでいえば、』普通に広葉樹などの原木を薪にしたいので欲しいです』って市場の方に伝えてもらったら良いと思います。素直が一番ですよね。
最後に
材木屋さんに勤めている私ですら森林組合さんを頼ろうとしています。
よっぽど薪がないのかってコトなんですがそれは違ってですね、実は色んな方法が考えられるんですけども、そうは言ってもまずたずねるべきは森林組合さんだろうって思ったからなんです。
みなさんの地域にある森林組合さんに行けば、もしかしてイキナリ原木を購入させていただけるかもしれませんし、良い情報を教えてくれるかもしれません。いや、何かしら
の情報が必ずや手に入るでしょうね!
そういう意味でも、薪集めをしたい薪ストーブユーザーさんはまず森林組合さんを訊ねてみられたら良いんじゃないでしょうかってコトが言いたいです。
『薪、ほしいんです。』がやっと始まった感じですねw
薪集めを楽しむこと=薪ストーブライフ!
楽しみましょう!!!
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